シュトゥットガルト自由大学(シュタイナー教育) 訪問記

こんにちは!
オルタナティブ教育を学ぶべく、ドイツを拠点に海外の学校を見学して周っているユキヒグです。

今回はドイツはシュトゥットガルトにある、シュタイナー教育(ウォルドーフ教育)の総本山である
シュトゥットガルト自由大学(Freie Hochschule Stuttgart)を見学してきました。

実は私がワーホリの国をドイツに決めたのも実はシュタイナー教育とこの大学に興味があったからです。
シュタイナー教育は20世紀初頭にオーストリア人のルドルフ・シュタイナーがはじめた教育。
世界中にある学校の中でも、ここシュトットガルトにある学校が総本山と言われており、幼稚園〜高校
そしてシュタイナー教育の教員養成もしており、今回はぜひその教員養成コースを見てみたい!と考えはるばる日本から来ました。

シュトゥットガルトはドイツの南西にある都市で、メルセデス やポルシェの本社がある、産業都市です。

2018年11月中旬、紅葉がきれいな時期でちょうどクリスマスマーケットの準備をしていました。




まさかのノーアポで学校到着

実は今回の見学にあたり、とくにアポイント等取ることはなく突撃訪問でした(前々から興味があったにもかかわらず。。)
偶然にも私が泊まっていたホテルからもすぐ近い位置にあり、朝10時頃に到着。

キャンパスは思っていたより広く、ノーアポの私は30分ほどうろうろ(笑)
すれ違う人にどこに行けば良いか聞きながらようやく大学のメインビルにたどりつきました。
(明らか変な人がいても、誰も気にしないのがドイツのすごい所)

そして大学のオフィス棟にいるスタッフさんに、インターナショナルコースのマネージャーさんをすんなり紹介してもらい簡単な学校の説明をしてもらいました。
もちろんキャンパス内は自由に見学しても良いとのこと。

そしてなんと、ちょうど30分後からインターナショナルコースの授業がはじまるとのことで
「せっかくだし、授業見学して行きなよ!」
とおすすめされ、ちゃっかり授業にも参加させて頂きました。

何度も言いますが、事前のアポイント等全く取っていません。

教室に入るとちょうど休み時間で前のクラスの先生に質問している生徒がちらほら。
1人の中国人生徒が話しかけてくれ、インターナショナルコースの説明や
どんな授業を取っているのか、どんな生徒がいるのか説明してくれました。

次の授業の先生も教室に来たので、挨拶と見学させてくださいと伝えました。
先生は全く驚く様子もなく

「Welcome to my class :)」 と笑顔でにっこり。そのまま他の生徒に紹介もしてくれました。

どんな授業を受けているのか?

授業が始まる前に生徒さんが教えてくれたことによると、午前中は担任になるためのジェネラルな授業。
そして午後からはより専門的な内容を学ぶための授業があり、生徒によって取る授業が異なるとのことです。

通常の数学や理科、社会等の教科より、音楽や芸術科目をとくに注力を置いているシュタイナー教育。
午後の専門科目も絵画(Painting)、Sculpture(彫刻)、Music(音楽)をはじめ、体育やガーデニング、フィルムなど日本の芸大のような専門科目が多いようでした。

小学校の校舎の壁には絵がたくさん飾ってありました

そして授業開始。
今回の授業は、数週間前にシュトットガルト内の児童施設にクラスで訪問し、そこで会ったこども2人をテーマにみんなでその2人の外見から読み取れる生活や、生まれ育った環境について考える。というものでした。

とくに板書等はせず、みんなで椅子を持ち寄り、先生も含め円形に座り
先生が与えたテーマに関してみんなで考え発表する、という流れです。
インターナショナルコースでは先生も生徒もすべて英語で進めます。
(ちなみにドイツ語のコースもあり、そちらはすべてドイツ語で進行されるそうです)

印象的だったのは、先生の質問で「この2人に色を与えるとしたらどんな色?」という質問。
この2人の子供に会ったことのない私には「???」なものでしたが
クラスのみんなは「Aくんはシャイだけど、内に情熱があるから赤とかオレンジとか暖色が良いんじゃない?」
とか「いや、全身ブルー系の服を着ているから寒色が良いと思う!」
など意見を交わしていました。

ちなみにインターナショナルコースの国籍は、イギリスやアメリカなどの英語圏の生徒やインド、中国等のアジア
中東系や南米のからも集まっているようでした。
私が訪問したタームは中国人の生徒が多いようで3割くらいを占めていました。

約1時間半の授業を終え、最後に先生にお礼といくつか授業に関する質問をして学校を後にしました。

訪問して気づいたこと

まず率直な感想として、ここの学校のスタッフさん、先生、生徒みんながとても親切でいきなり来た部外者の私を全く不審に思わず
すごく親切。
シュタイナー教育を体現しているのだなあと。
とくにインターナショナルコースのディレクターの方は次のミーティングがあるにも関わらず、色々と説明や見学を提案してくれたりと本当に感謝です。

内容に関しては、わたしは専門科目を見ることはありませんでしたが
ジェネラルな科目に関してはこどもの深層心理に重きを置いているのがすごくよくわかりました。
シュタイナー教育に対して宗教なのでは?と懐疑的な視点を持つ人がいるのも理解できますが
それがこどもに良いとか悪いとかは別として、受験に向けたインプット学習に重きを置いている日本とは対照的でした。

私はここに来る前は、せっかくドイツに行くんだからこの大学で勉強したい!
と考えていましたが、良い意味でも悪い意味でもギャップがあり、次年度のコースに応募するかはまだ決めかねています。

やはり実際の目で見るのはすごく重要だなと改めて実感した1日でした。

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