【イベントレポート】TEDx Düsseldorfに参加!

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昨日デッュセルドルフにあるインターナショナルスクールのISDで開催されたTEDxに参加してきたので
そのイベントをご紹介します。

TEDxとは?

前回の記事子どものやる気を出す方法を色々と調べてみた
でもご紹介したTED Talk。

「Ideas worth spreading」をコンセプトに価値のあるアイデアを世界に広めることを目的とし
毎年アメリカやカナダで大規模なカンファレンスを主催しているTEDという非営利団体。

毎回テーマが決まっており、そのテーマに沿って各プレゼンテーターが自分の伝えたいことを紹介するのがTED Talkです。
もちろん非営利組織のため、そのプレゼンの様子はインターネットで配信されています。

TEDで人気の25のプレゼンはこちらから見ることができます。
The most popular talks of all time
※字幕を日本語に変更することもできます

そのTEDを世界各地で開催可能にしたフランチャイズ形式のカンファレンスが今回わたしが参加したTEDxです。
日本でもTEDx TokyoやTEDx Kobe、大学等の教育機関で開催されたTEDx Waseda等もありました。

今回のTEDxはなんとデッュセルドルフにあるインターナショナルスクールISD(International School of Düsseldorf)が主催しており
企画から当日の運営まで全て学生達が行っていたそうです。
スピーカーもISDの生徒や先生、その関係者でした。

いざ会場へ!

当日は残念ながら雨模様。
受付に入るとISDの生徒が受付。

 

さすがインターの生徒さん、英語はペラペラです。
今回のTEDxはSession1と2で別れており、私はSession2からの参加。
会場自体は学校の講堂のような場所で聴講している人は50人もいない程度の割と小規模な会でした。

早速TEDx Düsseldorfスタート!

今回のテーマは「HOW ARE WE CONNECTED?」(私達はどのようにつながっているか?)
人と人とのつながりや、社会とのつながり、自分のルーツとのつながり等、プレゼンテーターはこのテーマに沿ってプレゼンテーションを行います。
まずはPartrick Glynnさんの「Finding Thelma」というスピーチ。
オーストラリア人の彼は自分の曾祖母が若い頃に謎の死を遂げ、その真相に迫るという内容でした。

その後何人か学生のスピーチと本家TED Talkの過去のビデオも流れました。

どうやらTEDxを開催にあたり、必ず2本のTED Talkを会場で流すのがお決まりのようです。
もちろんテーマにあったビデオということでこちらの2つが紹介されていました。


ユダヤ教の指導者でかつ哲学者そして政治家でもあるRabbi Lord Jonathan Sacksによる「How we can face the future without fear, together」
宗教的な問題や差別、戦争、「個人」としてのあり方に関して改めて考えさせられる内容です。
日本語はこちらからも見ることができます。

そしてもう1本は詩人のライブズという人の「午前4時」に関するスピーチ。
1本目と比べてかなり面白い内容です。

ついでにこの続きの動画も見つけました。↑の7年後に再度「午前4時」に関するスピーチをしたようです。
本当にTED Talkはテーマもバラエティに冨んでています笑

どうやったらTEDxでスピーカーになれるのか?

ちょうど偶然にも隣に座っていた人がSession1のスピーカーで、私は彼女のスピーチを聞くことができなかったのですが
せっかくなので話を聞いてみることに。

ユキグチ
ユキグチ
どうやって今回のスピーカーになったんですか?
応募のときにどんなスピーチをするかテーマと大体の内容を決めてからオンラインで応募したわ。運良く内容も気に入ってもらって話すことになったの。
スピーカー
スピーカー
ユキグチ
ユキグチ
どうして応募したんですか?
スピーカー
スピーカー
元々TEDは興味があったのと、今回のテーマである「Connection」と私が色んな国で住んできた経験から学んだことを話すことができると思ったの。

しっかりとテーマに合っていて、話したいことが決まっていればスピーカーになることもできるようです!笑
もし興味有る方はお近くのTEDxに応募してみると良いかもしれませんね。

参加した感想

TEDは学生の頃から好きでよく見ていましたが、今回初の会場での観覧。
もちろん動画も良いですが、やはりスピーカーの緊張感や、はじまる前のドキドキ感は会場でした味わえない醍醐味。
内容関係なく、一度は足を運ぶ価値は多いにあると思いました。

そして何と言っても学生たちが運営していることに驚きでした。
司会進行や照明、ゲスト向けのケータリングや飲み物の準備までレベルが高く、言われないと学生主導だと気づかなかったのではないかと思います。

そしてスピーカーの学生達も非常に堂々としており
どうやったら聴きてに伝わりやすいかをしっかり考えられており、ストーリーテリング形式のものもあれば
パワーポイントを上手く使った研究の発表のものもあったり
1人2役で寸劇のようなものがあったりと工夫を凝らしてありました。

ちなみに印象的だったのはChelseaという女子生徒による「Maybe」という表現に関するスピーチ。

「Maybe」(たぶん)という言葉は定義が非常に曖昧で、使うシチュエーションにより意味合いも異なってしまう言葉。
何気なく普段の会話でたくさん使っているけど、それってどうなの?
という話でした。
辞書に書いてあるMaybeの意味から更に自分なりの解釈を加えたすごくユニークな話でした。

わたしが高校生の頃なんて前で話す練習なんてした記憶もなく
でもこのISDの生徒は触れる情報も考える内容もまったく違うんだろうなあと思うととっても羨ましい限り!

ISDはドイツに位置していても中身なアメリカの学校。
ドイツの学校との比較やアメリカの学校との比較、日本のインターナショナルスクールとの違いも今後ご紹介できると良いなあと思います。

最後にずっと昔にプレゼン力を上げたいと思って読んだこの本がなかなかおすすめなので
TED好きの方、プレゼン力を上げたい方はこちらもどうぞ。

ジェレミー・ドノバン/中西真雄美 新潮社 2013年07月
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