【男性も女性も必見!】ドイツで子宮頸がんのワクチンを接種してきた話

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ユキグチ
ユキグチ
ドイツ在住アラサー女子ユキグチです!今回は子宮頸がんのワクチンをドイツで摂取したのでその内容をご紹介します。

みなさん子宮頸がんって何となく聞いた事ある方が多いのではないでしょうか?
子宮頸がん自体は女性特有の病気ですが、なんと男性も関係あるんです!

今回はドイツでワクチンを摂取したので、その様子をご紹介します。
もしこれから摂取しようかな、と考えている方の参考になればと思います。

子宮頸がんって?

わたしは決して専門家でもないので、あまり詳しいことはわかりませんが簡単に説明すると

子宮頸がんはヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスの感染が原因で発症するがんらしく
日本でも1990年代から年々 罹患数も子宮頸がんが原因で死亡する数も増えているようです。

2020年現在も約1万人程度がかかっているので、中々の件数。

そして今回調べて驚いたのが、なんと20~40代の比較的若い世代が多く罹患しているそうなので
アラサーの私からすると無視できません。

さらにHPV、なんと男性が持っていることも多く
中咽頭がんや陰茎がんの発症に繋がるリスクがあるそうなんです。

ユキグチ
ユキグチ
つまり、男性も女性もなるべく若いうちにワクチンを摂取しておくのが良いということですね!

なお日本では自治体によって、中学生の女子(12〜15歳)は公費でワクチンの摂取が可能ですが
成人女性に関しては自費での接種となります。

副作用は怖くないの?

わたしも今回接種するにあたり色々と調べました。
たしかにHPVのワクチンを接種した後に何かしら後遺症が残った方や、最悪死に至るって話もあるようですが
どうも、HPVワクチンが直接的な原因だったかは不明だったりするようです。

さらにはそのような後遺症的なものが出た件数より、はるかに子宮頸がんにかかる人や、それで死亡する人が多いようなので
気にする必要ないかなという結論に至りました。

またイギリスやオーストラリア、北欧のような国を挙げてHPVワクチンの接種を推奨している国では8~9割程度の女性が接種しているそうです。

もちろん、リスクはゼロとは言い切れないので自分で調べて理解した上で接種をおすすめします!

ドイツでのHPVワクチン接種事情は?

今回わたしもHPVウイルスのワクチンを打つために病院に行き、婦人科の先生と話をしていましたが
どうやらドイツは日本と同じく、先進国のなかではワクチン接種率が低い方なんだとか。

ドイツでもワクチン接種後の副作用に関するネガティブなイメージや、認知度の低さなどが原因のようですが

実はドイツは9〜17歳までの女性は保険適用で無料で受けれるそうなので、もしドイツ在住で9〜17歳の方はぜひ接種をおすすめします!

なお17歳以上の方は約€470(6万円弱)くらいかかるので、安くはないですが
少しでも癌にかかるリスクが下がるのであれば仕方がありません。

実際に接種してきた

ということで、受けてきました。
まずは近くの婦人科に予約をし、話を聞くことに。

ドイツも日本と同様で子宮頸がんのワクチンは3回にわけて接種します。

  1. 【8月】 1回目のワクチン接種
  2. 【10月(2ヶ月後)】 2回目のワクチン接種
  3. 【2月(4ヶ月後)】 3回目のワクチン接種

と6ヶ月間で全てが終わります。

そしてドイツではまずは婦人科で処方箋をもらい、Apotheke(薬局)でワクチンを自分で買いに行きます。

家の近所のApothekeに聞いたところ

ユキグチ
ユキグチ
このワクチンください!
そんなのうちには置いてないし、1~2年は入荷しないと思うよ。
Apothekeのおじさん
Apothekeのおじさん

って言われてしまいました笑
めげずに街の中心地の大きめのApothekeに行ったところ、すぐに出してもらいました。

お値段は1回あたり€158,65

ワクチンをゲットできたら、婦人科に戻ります。
1軒目で買えなかったことを先生に伝えたところ、2回目は近くのApothekeで取り置きしてもらいました。
(ありがたい・・・)

そしてそのままワクチン打ってもらい、ものの数十分で終わりました。
筋肉注射なので、なかなか痛い(泣)
覚悟していきましょう。

ワクチンを打ってもらうと予防接種手帳(Impfpass)をもらえるので、保管しておきます。

ドイツでは子どもの頃から色々な予防接種を受けるとこの手帳に記帳していくようです。

ちなみにHPVワクチンはサーバリックスガーダシルの2種類ありますが
わたしはガーダシルの方でした。

どちらも180種類ほどあるHPVのうち、とくに子宮頸がんの原因になる16型と18型の予防はできるようですし
さらにガーダシルは追加で6型と11型の予防もできるとのことで、万能ですね。

まとめ

ということで今回ドイツでの子宮頸がんの予防接種、HPVワクチンに関してまとめると

  • まだ受けていない女性はぜひ受けるべし!(男性も受けれるよ)
  • ドイツも日本同様にHPVワクチンの普及率は低め
  • ドイツも日本も成人女性は私費(約5~6万円程度)で接種可能
  • 婦人科で処方箋もらったらApotekeで自分で買いに行くスタイル ※大きいApothekeに行こう
  • 予防接種手帳(Impfpass)は保管する

ということです。
何度も言いますが、9~17歳でドイツ在住の女子はいまのうちに受けておくのがおすすめです!

9割近い女性がHPVワクチンを接種しているオーストラリアでは2028年には子宮頸がんは完全に撲滅できると考えられているようです。
一方で日本ではHPVワクチンを接種しているのはわずか0.6%・・・

日本では年間約3,000人が子宮頸がんで亡くなっている、
つまり毎日8人が命を落としていると聞くと、いきなり現実味が出ますね。

ワクチンの接種で限りなく子宮頸がんにかかるリスクが減るそうなので、まだ接種していない方はぜひ!

子宮頸がん、HPVに関してもっと詳しく知りたい方はこちらも参考になるのでぜひ
「がん」を予防するワクチンがあることを、みんなの当たり前に!
※クラウドファンディングは既に終了しています

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