子どものやる気を出す方法を色々と調べてみた

現在ドイツでそろばんの先生をしているユキヒグです。
最近は仕事中にどうしたら子ども達のモチベーションを上げることができるかな〜?ってずっと考えながら
本を読んだり、Youtubeで色んな人の動画を見ながら勉強しています。

今回はやる気に関する面白いことをいくつか見つけたのでご紹介しようと思います。

ダニエル・ピンク「やる気に関する驚きの科学」

こちらはTED Talkでアメリカの作家であるダニエル・ピンク氏2009年の講演です。

TED TALKとは?
アメリカを本部に置き、毎年大規模なカンファレンス(スピーチ)を主催している非営利団体です。
講演者には有名企業の社長や学者をはじめ、パフォーマー、なんと子どもまで!出ています。
講演の内容は無料で公式HPやYoutubeなどでも公開しているため、だれでも見ることができます。
スピーチ自体は英語ですが、日本語の字幕をつけることもできるので英語の勉強にもおすすめです。

よく「報酬やご褒美を与えてモチベーションを上げる」ということをやりがちだと思いますが
左脳的な作業(データ入力のような単純作業)には有効だが
右脳的な作業(クリエイティビティが必要な作業)にはむしろ効果がない、むしろ非効率にすらなる。

という意見でした。

更に後半からは「では何が人びとのモチベーションとなり、クリエイティビティを上げるのか?」という問いに対して

・自主性
・成長
・目的

この3点が重要だとダニエル氏は主張しています。
後半13分ころから具体的な例としてオーストラリアの企業やGoogleの働き方に関して出てきますのでその辺りも参考になります。

もちろんそろばんはどちらかと言うと左脳的な作業の繰り返しになるので、そろばんのスピードを競う場合には有効にはなりそうですが
将来的に必要になってくるクリエイティビティを伸ばす場合は報酬では限界があるということがわかりますね。

ただ子どもの場合は大人と違い自主性を育てるのがなかなか難しい部分ではあるので、これから挑戦していかなければと思います。

ちなみにダニエル・ピンク氏の著書で大前研一氏訳の「モチベーション3.0」も面白いので、更に知りたい方はこちらをどうぞ。

モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか

モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか

  • 作者:ダニエル・ピンク/大前 研一
  • 出版社:講談社
  • 発売日: 2015年11月19日

メンタリストDaigoさんの「95%の人が誤解している本当にやる気が出る方法」

なぜか南国からの放送です

 

テレビでも人気だったメンタリストのDaigoさんの動画、最近は本の出版だけでなくYoutubeとニコニコ動画での情報発信をメインにされているようです。
先程のダニエル・ピンクさんが2009年のスピーチだったので現在では割と「当たり前だよね」っていうようなことも多かったかもしれませんが
Daigoさんの場合は更に最新情報ということで新しい研究を元にされているようです。

この動画でもやる気の出し方に関してハーバード大学の教授の実験を参考にしているそうなのですが
結論を言ってしまうと「無理して大きな目標を設定するより、小さな成功を積み重ねることがモチベーションにつながる」
とのことです。

具体的なことは動画でも紹介されていますが、大きな目標に対して小さなステップをたくさん作り
さらにそれを可視化することが重要だそうです。

あとはこちらニコニコ動画の有料会員向けですが、「やりがい感じる仕事の3つの条件とは」
タイトルは仕事になっていますが、子どもの勉強に対するモチベーションに関しても有効です!

ここでは先程のYoutubeの動画で紹介していた「小さな成功」メソッドに追加して
2つのメソッドが紹介されています。
ちなみにこの動画で紹介されている研究はドイツで実験したとのことで、更に興味深い・・・

Cristina Cabal先生のHow to keep your students motivated(どのように生徒のモチベーションを上げるのか)

これは正になタイトルですが笑
ちなみに動画ではなく、ブリティッシュ・カウンシルのHPに出ていた記事になります。
26年間先生をしているCristina Cabalさんという方が自身の経験から、授業内で生徒のモチベーションを上げるために実践していることを紹介しています。

記事の中には11個の方法が紹介されているのですが、「生徒を主役の授業にする」「なぜ今これを学んでいるかを生徒に説明する」など良く聞く内容もあるのでいくつか面白いと思ったものだけ抜粋すると

・Vary the social dynamics and include movement
なかなかぴったりの日本語が見つからないのですが、要約すると授業中にペアワークやグループワークを入れる。
さらに席を移動したりグループも頻繁に変える。
そこで重要なのはペア/グループワーク時には誰もが参加でき、意味のあるタスクを与える。
そしてだれもが話しやすい雰囲気を作ることが生徒のやる気につながるとのことです。

・Don’t over-correct
直訳すると「直しすぎない」でしょうか。
とくにみんなの前である生徒が話す、という場面ではそれを邪魔したり
間違ったことを言っていた場合それを直しすぎることはよくないということです。

まずは生徒を信じて間違っていようが発表させ、あとは個別のフィードバックを与えることが重要だと述べています。

たしかにせっかくやる気があったのに、訂正されすぎてどんどんモチベーションが下がることってありますよね。

ほんの一部にしかすぎないのですが、長年の経験を経て重要だと思ったことを紹介しています。
英語になってしまいますが、興味ある方はこちらもぜひ。

◆原文はこちら↓↓

How to keep your students motivated

ということで以上3点ご紹介しましたが、モチベーション関連の動画や本を読み漁っていて
その中でもわかりやすいものを3つご紹介しましたが、もっと他にもあるので
興味ある方はコメントか直接聞いてください!

最後におまけですが、最初にTED Talkのご紹介をしたので
教育関連で個人的に好きなスピーチをご紹介します。

番外編:ケン・ロビンソン「学校教育は創造性を殺してしまっている」

こちらはTED TALKの中でも人気のスピーチなので知っている人も多いはず。
ケン・ロビンソンというイギリス出身の思想家,教育アドバイザーの方が2005年頃にしたプレゼンです。
非常にユーモラスなスピーチであっという間に見終わってしまいます。

彼が言うには芸術科目が本当は重要なのではないのか?ということ。
2017年末頃からSTEAM教育という言葉が流行ってきていましたが、この人はそれより10年以上も前から芸術教育の重要性を出していました。

STEAM教育とは?
これから必要となってくると言われているSTEM教育(Science 科学,Technology テクノロジー,Engineering and Applied 応用工学 ,Mathematics数学の頭文字を取ったもの)にArt芸術を足したもので 2018年にはオバマ元大統領も演説の中でも取り上げたことで有名です。

もちろんテクノロジーやエンジニアになることも重要だけど、やっぱり芸術科目から学べる創造性が重要ですよね、ということを改めて感じる内容です。

既に単純作業はテクノロジーに仕事が取って代わる時代。
「ロボットに仕事が奪われる」とネガティブなイメージもあるかもしれませんが
逆を返すと「働く時間が減りクリエイティブな仕事だけをしていればよくなる」とも言えます。

いまは生徒のやる気を上げるために先生達が必死にクリエイティブになっています笑

でも調べた結果、やはり万人に当てはまる方法はないし

状況によっても答えは一つではないのではないかと思います。

よってこの機に色々と試してみて結果どうなるか今後ご報告できたらなと思います。

生徒のやる気を上げることはもちろん重要ですが、そもそも「どのような状況であれば自分はモチベーションが上がるのか?」を生徒が自分で考えられる力を付けること
が先生の仕事としては重要なのかもしれませんね。

1件のコメント

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください