学び続ける学校、ISD(デュッセルドルフ・インターナショナルスクール)訪問レポート①!

私が現在住んでいるデュッセルドルフにあるインターナショナルスクールのISD(The International School of Düsseldorf)を訪問してきました!
一言で表すと「わたしが入学したいくらい」な学校。
今回はその訪問レポートをご紹介します。

 

ISD(The International School of Düsseldorf)ってどんな学校?

ISDは1968年創立のデュッセルドルフに位置するインターナショナルスクールで、12学年(日本で言う小学校〜高校3年生まで)約1,040人の生徒が集まります。
時期によって異なりますが、約52もの国々から生徒が集まります。
日本からの生徒ももちろん在籍しており、わたしが訪問した2019年時点では小学部の場合は全体の約5%程度が占めているそうです。

なお今回わたしが訪問するきっかけになったのが、先日デュッセルドルフで開催されたTEDexのイベント。
【イベントレポート】TEDx Düsseldorfに参加!

 

その際に訪れたのがきっかけで今回の訪問に至りました。

そして何より注目すべきはISDはドイツの中で23あるIB(国際バカロレア)認定校ということ!

IB(国際バカロレア)とは?
国際バカロレア(IB:International Baccalaureate)は、1968年にスイス・ジュネーブで設立された非営利組織・国際バカロレア機構(IBO)が認定する教育プログラムのことを言います。

【中略】

国際バカロレア認定校で学ぶ生徒たちは、独自のカリキュラムに沿った授業を受け、国際バカロレアが課す試験に合格するとディプロマ(認定証書)が与えられます。

【中略】

近年は日本国内でも大変注目を浴びています。というのも、世界75か国約2500以上の大学の入試において、自分の能力を証明する資格として広く活用されているからです。

〈参照:https://www.benesse-glc.com/special/global/951〉

つまりISDを卒業すると海外の大学進学(海外と言っても既にドイツなのですが)が有利になるということ!
もちろん日本の大学も対象になりますし、それ以外にもアメリカやイギリス、ドイツの大学への進学も有利になります。

ということで早速詳細をご紹介します。

学校の校舎に関して

今回の訪問に際し、小学校で算数の先生そして先生のトレーニング等を担当しているDavid先生に今回は案内してもらいました。
まず教室に入り気がつくのは教室自体のレイアウト。

日本では教室の前方に黒板があり、その方向に向かって個人の机が並んでいるかと思います。

ISDの場合は

・テーブルは円形でそのテーブルを囲んで4~5人の生徒が座る
・ノートは紙ではなく、テーブルや壁に書ける
テレビorスクリーンは常設
・教室ごとの区切りが少なく、オープン

すごくゆったりしていて、教室の床はカーペットになっているので、生徒は寝転んだり床で問題を問いたりが可能です。

 

算数の授業に関して

まずは小学2年生と5年生の算数の授業を見学させてもらいました。
どちらも共通するのは、教材がとにかく豊富!これはモンテッソーリ教育にかなり近いなあという印象。
【オランダ教育ツアー3日目②】教材の種類は圧倒的!モンテッソーリ教育の小学校

ブロックやレゴはもちろん、オリジナルの教材も豊富。
とくに印象的だったのが小学校2年生で分数を理解するものに使っていたnumiconという教材。
それ自体は非常にシンプルですが、使い方によっては足し算や引き算、分数などを数字という概念で理解するのではなく
ビジュアルで理解する、というコンセプト。

これはぜひともそろばん教室でも導入したい!
(5以上の足し算や10以上の繰り上がりで苦戦する子どもが多いので)

学び方に関して

学び方に関しては非常に面白かったです。
例えば今日は「分数の1/2と2/3と4/9の違いを表わせ」という問題が出されると
子ども達は教室にある色々な教材を使い、問題に取り組みます。

ある生徒は習った公式を自分なりに応用して説明する生徒もいれば
別の生徒はブロックを使ってみたり。
他の生徒は同じテーブルの子と協力してマグネットでビジュアル化するグループもいました。

生徒の数だけ考えるアプローチが存在し、表現方法も違います。
先生はそれをただ共有するだけ。
日本のように先生が黒板を使って公式を教えて、ひたすら練習問題をするとは大違い。

公式を丸暗記するだけではなく、ビジュアル化し、さらに深掘りし、実際の生活でどのように使うかを考えさせるそうです。
つまりクラスと社会を繋げることで「なぜいまこれを学んでいるか?」を生徒に考えさせることで学習に対するモチベーションを上げることにも繋がります

ユキグチ
ユキグチ
「クラスと社会を繋げる」なんだか聞いた事ある!

そう、これは私がオランダで見学したイエナプラン教育のワールドオリエンテーションに似ており、いかに教室内の学びを社会や実生活に繋げるのか
ということを算数の先生も一生懸命考えているようでした。

【オランダ教育視察ツアー4日目②】イエナプランスクールでは生徒がPDCAを回す

まだまだ書きたいことはたくさんありますが、とりあえずこんなところで。

ITの授業に関して

ITの授業も見学させてもらいました。
これもかなり驚きの連続・・・。
というかドイツや日本の学校とギャップがでかすぎる。

ICT教材の活用に関して

ICT(情報通信技術)というとタブレットでしょ?
ってイメージを持たれている方もいるかもしれません。
実際にわたしが日本にいた頃に中学高校へ営業に行っていたときは「とりあえずICT化!」「とりあえずiPad導入!」
のような雰囲気で「実際にどうやって活用するか?」
は先生もわからないけど、文科省や業者の言いなり・・・みたいなことが少なくとも起きていました。

ISDでは1年生から全員1人1台のiPadを持ちます。

メインの使い方としては

・授業中に学んだことはiPadの写真や動画でアウトプット
・学んだことを先生や保護者へアプリで共有
・iPadに入っているゲームアプリを通して学びを深める

等々フル活用。

これはITの授業に限らず算数や音楽などでも利用していました。

iPadを導入することで紙でのプリントを減らすことができ、そして先生や保護者との情報共有も簡単になりました。

環境にも良く、時間の削減ができ、そして何より子どもが楽しんで勉強に取り組むことができます

プログラミングの授業に関して

プログラミングに関しても色々な教材がありました。

その他こんな教材や3Dプリンターなども置いてありました。

豪華すぎる・・・
ユキグチ
ユキグチ
一番楽しそうだったのが、LEGOを使った教材。

まずはレゴを組み立てる。車やクレーン車など男の子が好きそうなものが多かったです。
そこにモーターを付け、しっかり動作するように配線も自分たちで考えます。

ここで再度iPad登場!
iPadにLEGO Education WeDo 2.0というアプリが入っているので、そこでプログラムを組みます。
とは言え、最初は前進、後退、電気点灯などの動きを選ぶだけの簡単なものだそう。

せっかくなので紹介すると、小学校1年生の授業ではストップモーションを勉強していました。

床に座ってiPadで学習
ユキグチ
ユキグチ
これがデジタルネイティブ・・・この子達が大人になったら一体どんなものを作っているんだろう。。

ということで今回はISDの授業をメインにご紹介しました!
実はまだこれは半分。
次の記事では教室の外に出る授業をご紹介します。

学びの本質を問う学校、ISD(デュッセルドルフ・インターナショナルスクール)訪問レポート②!

 

スポンサーリンク

1件のコメント

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください