ルーマニア人にそろばんが大人気!?シビウ訪問レポート!

最近世界でそろばんが人気になっているって聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。

実は東欧にあるルーマニアもその1つ。
首都のブカレストをはじめ、ロシア系や中国系のそろばん教室がどんどん増えているそうです!
今回幸運にも仕事でルーマニアに行く機会があったので、今回はルーマニアの教育事情・そしてそろばん事情をご紹介します。

ちなみに今回ルーマニアを紹介してくれたのは、2019年10月よりルーマニアはシビウという街で日本式のそろばん教室logiclubを開いたAndreaさん!

 

そもそもルーマニアってどんな国?

ルーマニアって聞いてどんなことを思い浮かべますか?

ドラキュラ?
東ヨーロッパ?

ちなみに私は最初聞いて何一つとして思い浮かびませんでした。。

まずは簡単に紹介すると、ルーマニアの首都はブカレスト。
人口は1,976万人とだいたい東京と千葉の人口を足した数くらい(わかりずらい)
国土は日本の本州と同じくらい!でヨーロッパでも比較的大きい国土を持ちます。
公用語はルーマニア語。

バルカン諸国では唯一のラテン系の国呼ばれているのですが、それには歴史が関係しています。
ざっくりまとめると、昔はローマ帝国に支配されていました。ゆえに今もラテン系の文化が残っているそうです。
なおローマ帝国の勢いが落ちると、今度ははスラブ系の民族がルーマニアに入ってきます。
また少し経つとオスマン帝国の支配を受け、その後にオーストリアやハンガリーの移民も入ってきていまの形になったそうです。

様々な文化を融合してできた国、それがルーマニアです。

ルーマニアでそろばんが流行る理由とは!?

そして今回わたしが訪れた東欧のルーマニアでは空前のそろばんブーム
(とは言え一時期の日本と比べればまだまだですが・・・)

行く前に話はなんとなく聞いていたものの、実際はどんなものかまったく知りませんでした。
しかし今回実際にルーマニアに行ったことでなぜルーマニアにそろばんが広がったのか、という理由が何となく見えてきました。

理由1.こどもの習い事文化が確立している

ルーマニアでは昨今、学校外で塾や習い事に通うことが流行しているそうです。

「え、そんなの当たり前じゃない?」
って思うかもしれませんが、欧米諸国と比べると実は結構珍しいんです。

とくにアメリカやイギリス、ドイツや北欧では
「学校であれだけ勉強しているんだから、終わったら家族で過ごすのが当たり前でしょ?」
っていう考え方が大きいようです。
もちろん一部の裕福で教育熱心なご家庭ではチューターを雇ったりっていうこともあるようですが
わざわざ学校が終わってからそろばんに通わせて〜って言うことはかなり難しい。

一方ルーマニアは「これから国を良くしていこう!」「そのためには子どもには良い教育を!」っていう考えが強いです。

Andreaさん
Andreaさん
最近はとくに英語やプログラミングのような習い事が人気ですね。

だからひとたび「そろばんっていうのは計算力が身につくらしい」っていう噂が広まると一気に人気になるそう。

ただし一方で昨今はあまりに塾や習い事に熱心がゆえに家族との時間が取れない、という問題意識もあるそうで
そんな所も日本と似ていますよね。

理由2.学校は午前と午後の二部制

これは日本ともドイツとも少し違う部分ですが、ルーマニアは午前と午後で生徒が入れ替わるそうです。
例えば小学校の1~3年生は午前、4~6年生は午後のように。

よって午前に通う生徒は午前中授業を受けて帰宅、ランチはお家で摂り
午後に通う生徒はランチを食べてから学校に行きます。

ユキヒグ
ユキヒグ
なぜ二部制を取るんですか?
それは単純に先生の人数が足りていないから。1人の先生が午前と午後で別の生徒が当たり前なの。
Andreaさん
Andreaさん

日本もたしかに少子化の上に学校という職場環境のマイナスイメージが先行していることで
6年連続で公立の先生を志望する人が減少傾向にあるそうです。

ルーマニアはこの先生不足を克服するために二部制を取っているそう。
ということは、午前中に授業が終わり帰宅した生徒はどうするかと言うと・・・

家でお手伝いしたり、友達と遊んだり。

でも共働きだったりすると習い事に通う時間も増えますよね。
それだけ教育熱心なお父さん・お母さんがルーマニアにはたくさんいるということではないかと思います。

ゆえに「そろばん」のような習い事も学校の勉強の延長として受け入れやすいようです。

理由3.親日国である

今回ルーマニアの人々と会って感じたのはとにかく「親日国だな」ということ!
ルーマニアの人が日本に持つ印象はすごく良く、いまでも「日本に行ってみたい!」という人が多かったです。(もちろんお膳立ての部分もあると思いますが)

これはフィリピンやタイのような新興国でもよくある「日本は経済大国」というイメージが強く
日本に住めば良い給料で良い暮らしができると考えている人が多いです。

実際はと言うと、たしかに給料は日本の方が2倍も3倍も良いですが、物価も2倍3倍なのでこのドリームカントリーというイメージが続くかはわかりませんが・・・

「そろばん」は日本から来た優れた教育方針、ということが1つの魅力となっており、多くの人が興味を持ってくれるようです。

一方でドイツのような欧米諸国はとくに日本文化だから、という理由で人気に火がつくことはないのではないかもしれませんね・・・
(もちろんそれ以外の理由で人気になる可能性はありますが)

そういう面で言ってもドイツよりルーマニアの方がフィットしやすい環境が整っているように感じました。

大盛況!イベントレポート!!

ということで今回の滞在のメインとも言える、同じそろばんのグループ校がルーマニアはシビウに開校するということでオープニング前のイベントに参加してきました!
学校の説明だけでなく、私達日本チームからも3桁✕2桁の即興暗算や、カレンダー計算(生年月日を伝えるだけで曜日を答える)を見せたりと大盛り上がりでした。

当日も地元の大学や小中校の先生、興味のあるお父さんやお父さんが参加していました。
こちらの学校は開校前というのに既に申込制限をかけ、30人の入学待ちがいるほどの大人気!

しっかり日本のそろばん式のトレーニングを受けた先生が教えているため、他のロシアや中国から来たチェーンの学校より日本人にも馴染みのある授業になっています。
(授業はルーマニア語のみです)
もしルーマニア在住で興味のある方はぜひ!

logiclub詳細
住所:Aleea Filozofilor 34, Sibiu 557260
営業時間:月– 金, 09.30 – 19.00
お問合わせ先:office@logiclub.ro (ルーマニア語,英語)
HP:https://logiclub.ro

以上、ルーマニアのそろばん事情をご紹介しました!
取材協力ありがとうございました!Mersi!!

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