ヨーロッパで就職するのに大事な3つのこと

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こんにちは!
日本で留学カウンセラーの仕事を辞め、現在ドイツでワーキングホリデービザで3ヶ月目に突入したユキグチです。
2018年11月にドイツに渡航し、ようやく仕事が見つかりました。
それも何と「そろばんの先生」!
まさかヨーロッパに来てそろばんに出会うとは思いませんでしたが、第一志望だった教育現場での仕事。

・そろばん経験なし
・教師経験なし
・ドイツ語話せない

こんな状況でも希望通りの仕事に就くことができたので、今回は約2ヶ月の就職活動を経てわかったヨーロッパで仕事を探す上で重要なことをご紹介します。
これからドイツだけでなく海外で働こうと考えている人の参考になれば幸いです!

ベルリンで惨敗!?都市選びはとても重要

そもそも私はヨーロッパの教育事情を知りたくてドイツに来ることを決めました。

ドイツで大学に行くことも考えていたため、当初の予定ではベルリンでドイツ語を勉強しながら仕事をして大学費用を貯める予定で
「ベルリンなら英語通じるし、適当に教育関係の仕事に着いてお金をためれば良いか♪」程度に考えていました。

しかし私の考えは甘かった・・・

ベルリンの就職活動事情とは?

ベルリンに住み始めてからちょこちょこ仕事を探しはじめましたが

「希望に合う仕事がない!泣」

それもそのはず。
ドイツ内でもベルリンはとくに企業は少なく(スタートアップ企業はたくさんあります)
お役所務めやTHEサラリーマンのようなスーツを着て出勤する人は本当に少なく

・IT系スタートアップでエンジニア
・アーティスト
・美容師、その他職人系
・ダンスの先生やヨガの先生

のような人が圧倒的に多いです。

上記以外で日本人ができる仕事は日本食レストランでの仕事くらいです。

日本では4年制大学を出ていることが重宝されますが、一歩日本を出るとあまり役に立ちません。
ベルリンはむしろ専門学校や美大など特異性のある人は仕事を見つけやすい!

とくに私の場合は教育系の仕事を探していましたが、そもそもベルリンで教育関連の求人はほとんどないに等しかったです。
よって「自分はこれが得意!」「これで食べていける自信がある!!」という方、ベルリンは物価も安く本当に色んな人がいる街なので挑戦する価値あります!

それ以外の都市の就職活動事情

では私のような文系の4年制大学卒業、日本でも営業として働いていたいわゆる「普通」の人間はどうしたら良いか?

別の都市を探しましょう!

よくあるオフィスワークをしたいのであれば日本人が一番多く住むデュッセルドルフが一番求人が多いです。
お隣のケルンやフランクフルトも日本人が多く住むそうなのでこの辺りも狙い目です。

なおデュッセルドルフでは日本食品の営業や自動車関連の営業、あとは翻訳・通訳業務等々ありますよ。

日本人向けのドイツの求人はこちらのサイトが参考になるので、気になる方はこちらをご参照ください!
Mix B ドイツ

ということで私の場合は泣く泣くベルリンにお別れを言い、結局デュッセルドルフに引っ越すことになりました。

語学力は最低限の装備であって武器ではない

ドイツで就職するにあたり「やはりドイツ語話せなきゃじゃないの?」と思う方もいるかもしれません。

私の答えとしては「あるに越したことはないけど、必須条件ではない」

例えば外国人だらけのベルリン。
むしろベルリン出身のドイツ人を探す方が難しく、多くのドイツ人が別の都市から来ているか外国人がほとんどです。

よってベルリンに関しては英語だけで何の不自由なく生活ができてしまうので、何年も住んでいてもドイツ語全く話せない人も多いです。
それ以外の都市に関しても、よほどの田舎に行かない限りは地元のドイツ人も英語を少し話せて

「英語少ししか話せない」というドイツ人すら、日本人よりレベル高いです(笑)

英語を話せれば仕事が見つかるのか?

答えはNO

ドイツ語話せなくてもOKなのは日本食レストラン程度。
事務職やオフィスでの仕事をしたい場合は最低限B1レベルは必要になります。
英語は話せると採用の時にプラスくらいにしかなりません。

ただし、アーティストのような個人で活動する人もしくはドイツにこだわらずヨーロッパ周辺で仕事をしたいのであれば逆に英語は必須になります。

ではドイツ語を話せれば仕事が見つかるのか?

これも答えはNO

これは日本での就職活動と同じですが、やはり経験も重視されます。
もちろん新卒で入ってちゃんと研修制度があるような求人はまずありません。

アジアであれば最近は新卒でも挑戦できる求人が増えましたが
ヨーロッパはまだまだハードルが高いです。

結局「語学力<経験」
いくら語学堪能でも経験ありきです。

では最初に述べた「ドイツ語話せない」「そろばん経験ない」私がどうやってそろばんの先生になったのか?

結局大事なのは自分の軸を持つこと

最初に述べましたが私はドイツに「ヨーロッパの教育事情を知るため」に来ました。
言ってしまうとドイツでなくても良かったのですが、ビザの条件や立地条件等々を考えるとドイツが一番好条件だったのでドイツを選びました。

よって、もし希望の職種があるのであればドイツじゃなくてもイギリスでもフランスでも何ならアジアでも良かったです。

ただし就職活動をする上で以下の3つを自分の中の条件にしていました。

・教育関係の仕事であること
・その中でも日本の受験を目標にしていないもの(受験対策の塾等はNG)
・仕事を通して学びのあるもの

これ以外の賃金や働く場所、雇用体系はいくらでも妥協できますが上記3つだけは絶対に妥協したくない!と決めてドイツに来ました。

とくに私の場合、20代も後半に差し掛かりゼロから挑戦できるのはラストチャンス!くらいの勢いだったので
本当にやりたいことであればボランティアだろうがインターンだろうが、アルバイトだろうが何でも挑戦したいと思っていました。
(結婚していたり、子供がいたりだとそうは言ってられないので)

自分で言うのもあれですが、やはり軸さえしっかり持っていて自分が何をすべきかわかる人は面接でも強い。
(これは日本で就活するときも同じ)
これに気がついたのは私がオーストラリアに留学していた時や前職でフィリピン駐在をしていた時に
とにかくたくさんの留学生と会い、話をしたのがきっかけ。

留学中に遊びまくる人、病んでしまうような人なんかもいました(フィリピンではそういう人のケアもしていた)
一方で留学をバネにその後にしっかり活かしていける人もたくさん見てきました。

同じ留学でも大きな違いは「自分の軸があるかどうか」だと気が付きました。
留学はあくまで手段であってゴールではないです。

まだ自分の軸がない人、何を目的に留学しているのかわからない人。
まずは「自分の好きなこと」や「やっていて楽しいこと」から考えてみましょう。

まとめ

私は運良く未経験、語学力も乏しい状況でかなり理想に近い仕事に就くことができましたが
まとめると

・最初に都市選びはしっかりしましょう
・語学力は大事だけどなくても何とかなる
・結局は自分の軸を持つこと

が重要だと実感した数ヶ月でした。
それ以外に運やタイミング、そして横の繋がりも重要ではありますが・・・

以上ドイツでのお仕事探し編でした!
次回から、もう少し詳しくそろばんの先生になったきっかけや理由等々ご紹介しようと思います。

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