【ドイツで個人事業主/フリーランス始めるまで①】ビザや税金関係で必要な手続き

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ユキグチ
ユキグチ
ドイツで働いているユキグチと言います!今回から数回に渡り、ドイツでのフリーランス活動に関してわたしが調べたことをまとめておこうかと思います

ドイツでこれから、フリーランスとして働きたい!
小さいながらも自分の事業を始めたい!

そんな方のために個人事業主、フリーランスになるまでの手続きやわたしの経験を元に数回に分けてまとめようと思います。

今回は第一回として、「始める前に知っておきたいこと」ということで、まだ構想段階って方はぜひ読んでください!

こんな人におすすめ
・現在ドイツに住んでいる
・これからフリーランスもしくは個人事業主になりたいと思っている
・どこから手をつけたら良いのかわからない

まずは個人事業主、フリーランスになるために知っておきたい単語

これから説明していく上で色々と専門的なワードがどんどん出てくるので、まずはこちらを抑えましょう。

  • Freiberufler(フライベルフラー):いわゆるフリーランサーの意味。ただしドイツは職種によって以下のGewerbeと手続き面が異なるので注意。
  • Gewerbe(ゲヴェルべ):こちらもフリーランサーの意味。しかし物品の取引や従業員を雇う場合はこちら。
  • Kleinunternehmer(クラインウンターネーマー):小規模事業者のこと。初年度の年間売り上げが22,000€(約250万円くらいのイメージ)以下の場合にこちらの登録も可能

このあたりの違いは次の章を参考にしてください。

  • Aufenthaltstitel(アウフエンツァルツティテル):滞在許可やビザのことを意味する。読み方違ったらごめんなさい・・・
  • Bürgeramt(ブーゲルアムト):住民登録とかするいわゆる市役所的なところ
  • Finanzamt(フィナンツアムト):税務署
  • Gewerbeschein(ゲヴェルべシャイン):物品の売買をする場合のライセンス。上記Gewerbeでの登録となる場合はこちらのライセンスも必要になる。
  • Gewerbesteuer(ゲヴェルべシュトイヤ):いわゆる営業税と呼ばれるもの。上記Gewerbeでの登録となる場合はこちらの税金がかかってくる

ドイツ語読みはうまくカタカナにするのが難しいので、あまり参考にならないかもしれませんが笑
まずはわからない単語はこちらでチェックして頂けたらと思います。

ドイツの個人事業主には種類がある!Freiberufler、Gewerbe、Kleinunternehmerの違いって?

上記単語の中にも個人事業主にも3つ種類があると書きました。
そうなんです、一口に個人事業主って言ってもドイツの場合は職業のタイプや売上によって3つに分かれます。
種類によって準備も異なってくるので、1つ1つ違いを見ていきましょう。

Freiberufler:いわゆるフリーランサー

限られた職業の人で、かつそのサービスを提供する人はこのFreiberuflerに属します。
例えば、医者や弁護士、会計士、ITエンジニアや建築家、先生、翻訳・通訳士、デザイナー等の職業がこの分類に入ります。
ただし最近ドイツで増えてきているLiferandoやWoltのようなフードデリバリーの配達員やツアーガイド等の仕事は入らないんだそうなのでご注意!

とくに商業登録(Gewerbeanmeldung)が必要ないので、税金番号さえゲットできればすぐに仕事を受注できます。

Gewerbe:どちらかと言うと個人事業主に近い

貿易業や、物販、イベント運営や塾を開いたりする場合はGewerbeに属します。
あとは従業員を雇ったりする場合もこちらに入ります。

後ほど説明する商業登録(Gewerbeanmeldung)が必要で、かつ営業税(Gewerbesteuer)も支払う必要が出てくるので結構ややこしくなりますね。
これを読んでいる限りはなるべくFreiberuflerで登録したいな、なんて思ったりもしますが
残念ながらどれに属するか決めるのは税務署。選ぶことができません。

しかし、まだはじめたばかりでまだまだ売上もそんなにないよって方はまずはKleinunternehmer(小規模事業者)ではじめるのがおすすめです!

Kleinunternehmer:いわゆる小規模事業者

初年度の収益が22,000ユーロ、次年度以降も50,000ユーロの場合はこのKleinunternehmer(小規模事業者)に属します。
利益(経費を差し引いた儲け)ではなく、収益(単純な売上)なのでご注意を!

Gewerbeに属する事業をしようと思っている方はなるべく収益を上記の金額以内に抑えることで
諸々の登録や税金を気にする必要がないです。

ちなみに、Kleinunternehmerの場合は売上税(VAT)の免除ができるそうです。
つまりお客さんへの請求書にVATを載せずに請求することができるってことです。
しかしVATを免除すると、今度は経費として支払った費用の売上税の還付はできません。

経費が多い場合は、しっかりとVATをお客さんに請求しその分を税務署に納めることで
経費分のVATは戻ってきます。

ややこしい!

次に具体的な手続きを見ていきましょう。

ドイツで個人事業に必要な手続き6ステップ

ここからは細かいところは別として個人事業の登録をするまでのステップをご紹介します。
それぞれの細かい手続きに関しては別記事でご確認ください!

ドイツで個人事業をはじめるまでの6ステップ

  1. ドイツで住所登録(Anmeldung)
  2. ビザの取得
  3. 銀行口座の開設
  4. 税理士を見つける
  5. 商業登録(Gewerbeの場合)
  6. 税務署で税金番号の取得

もう少し詳しくみていきましょう。

①ドイツで住所登録(Anmeldung)

もし既にドイツに居住している方はあまり関係ないですが、ドイツに住所を持つ人でないと今回の登録ができないのでご注意ください!
今回はAnmeldungに関してはとくに詳細は記載しません。

ここで重要なのは、税金番号(Steuer-ID)の取得。
なおドイツではじめて住所の登録をすると税金番号(Steuer-ID)をもらっているはずです。
ステップ5で出てくる税務署の登録に、この税金番号(Steuer-ID)が必要になるので、事前に確認しておきましょう。
はじめてのAnmeldungから2週間ほどでBundeszentralamt für Steuernってところから手紙でお知らせされているはずです。

ユキグチ
ユキグチ
そんなの覚えてないよ。。

っていう人は

給与明細もしくは年末にもらうEinkommensteuerbescheid(年間給与のまとめ?)に記載してあるので、そちらを確認しましょう。

一度もドイツで働いてないから、わからない!って方は1ヶ月ほどかかりますが税務署に問い合わせることもできます。

ちなみにEinkommensteuerbescheid(年間給与のまとめ?)はドイツで会社員をし、確定申告をしたことがある人なら必ず目にしているあれです。

https://ykigchi.com/taxfix/

 

②ビザの取得

お次はビザの取得です。
ここが日本人にとっては一番ややこしい部分でしょうか。

いま持っているビザタイプによって個人事業ができるかどうかが異なります。

ビザ切り替えずに個人事業の登録ができる場合

  • ワーキングホリデービザ
  • パートナービザ
  • 就労ビザ(一部)

でドイツに滞在している人

就労ビザで滞在している人の場合は滞在許可証(Aufenthaltstitel)に「Selbständige Tätigkeit gestattet(個人事業を許可する)」という一文があれば副業することが認められているようです。

ビザの切り替えが必要な場合

  • 観光ビザ
  • 学生準備ビザ
  • 学生ビザ
  • 就労ビザ(一部)

でドイツに滞在している人

これらに当てはまる人はフリーランスビザに切り替えをしましょう。

③銀行口座の開設

既にドイツで銀行口座を持っている人は、現在プライベートで使っている口座でも良いですがプライベート口座と分けておくのがおすすめです。

税金の払い忘れや何か税金関係のトラブルにより、税務署に銀行口座を凍結された場合も生活できるのでそういった意味でも別にビジネスアカウントがあると安心です。

個人的にN26のビジネスアカウントやRevolutのようなオンラインバンクが簡単に作れるのでおすすめです。

オンラインバンクRevolut 口座開設方法をご紹介! N26とどっちが便利?


別にドイツの銀行でなくても、ヨーロッパの銀行口座であればOKみたいです。

④税理士を見つける

税金関係は避けられない部分ですし、誤って税金の払い忘れなんてしようものなら口座を凍結されたり
家を借りられない等の信用情報にも関わってくるので必ず税理士は見つけておきましょう。

料金はやはり高いですが、そこは必要経費として考えるしかありません。
税理士の見つけ方に関してはまた別記事でご紹介します!

⑤商業登録(Gewerbeの場合)

冒頭でも説明しましたが、個人事業主と言ってもFreiberufler(フライベルフラー)Gewerbe(ゲヴェルべ)と2種類あり、事業内容によって登録も異なります。
(実際は次ステップの税務署での登録時に税務署が決定する)
後者のGewerbeは商業登録が必要になります。
商業登録をするとGewerbeschein(物品の売買をする場合のライセンス)を取得する必要があります。

このライセンスの取得はベルリンの場合はオンラインで出来て、15〜26ユーロほどかかるそうです。
州によって登録方法が異なるので注意が必要です。

⑥税務署で税金番号の取得

ようやくここまで来ました。
とくにビザの切り替えが必要な人は、ここまで来るまで半年くらいかかりそうですね。。

さて税務署で事業登録に必要なのが

  • 税金番号(Steuer-ID)・・・ステップ①で確認しているもの
  • 銀行口座・・・ステップ③で作っているもの
  • Gewerbeschein(Gewerbeで登録予定の方)・・・ステップ⑤で取得したもの
  • 申請書(Fragebogen zur steuerlichen Erfassung)
以上4つです。

申請書は厳密に言うと税金番号(Steuernummer)とVAT番号 (Umsatzsteuernummer)をもらうための申請書になります。
申請書自体はステップ1で住民登録をした地域の税務署でもらうことができ、申請も税務署に持っていくかメールで申請が可能なようです。

結構簡単。

ということでこれで晴れて個人事業をはじめる事ができます!

ドイツで個人事業主の手続き、でも一番大事なことは?

ということで今回ざっくり個人事業主に必要な手続き関係の流れを書きました。
今回ビザのことや税金関係のことを色々と書きましたが、読むだけで

学生
学生
うわーめんどくさそう・・・

そんなことより一番大事なのは自分のビジネスでしっかり食べていけるか
これにつきます。

わたしも自分でビジネスはじめようかな、でも準備大変だよな・・・って悶々と悩んでいたときに個人事業主の先輩に言われたのは

税金関係の手続きは後回しで良いから、まずはビジネスの方に注力しろ!

と一喝されて目が覚めました。
そもそも最初はKleinunternehmerからはじめることになるので、その後の面倒な手続きなんて後で大丈夫。
それより、どうやってお客さんを増やすか?ビジネスはじめるために必要なことは?(サイトが必要?場所が必要?その他必要なことは?)を考える方が何よりも重要。
(もちろんビザがないとか、期限切れちゃう人はビザ優先ですが・・・)

さっさと税金番号もらってはじめちゃいましょう。
税理士探したり、税金関係で悩むのはその後でも大丈夫かなって思っています。
(税理士の人に怒られそうですが笑)

ということで、この記事がだれかのお役に立てればうれしいです!

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