こんにちは!
以前ドイツでの語学学校の選び方をご紹介しました。
今回はプライベートの語学学校(私立)とドイツ政府が運営しているVHS(Volkshochschule)2つの違い
どちらがおすすめか、徹底解説したいと思います!
ちなみに前回の記事はこちら
VHSとは何か?プライベートの語学学校との違い
Volkshochschule(フォルクスホッホシューレ)略称VHSですが、各州の政府が運営する学校で
市民のために語学以外にも様々な習い事を提供しています。
例えばアート系や料理、ダンス等ジャンルは様々。
日本文化の紹介のような授業もあったりします。
その他移民や難民としてドイツに来た人達が、現地の生活に馴染めるようなインテグレーションコースや
ドイツ人が英語や日本語、フランス語など新しい言語を学ぶ機会も提供しています。
その中でVHSが提供するドイツ語コースというのが私達のような日本人も自由に受けることができます。
VHSのドイツ語コースを受けるメリット・デメリット
ドイツ語コースはA1〜C2までレベルに分かれています。
基本はグループクラスで午前中開催のクラス、午後に開催のクラス、夜のクラスと
時間帯もロケーションもバラバラです。
ちなみに私が取っていたのは仕事終わりの夜のクラスでデュッセルドルフはアルトシュタット近くの公立のギムナジウムの教室を借りていました。
VHSのメリットと言えば、何といっても金額。
とにかく安いです。
私が取っていたA2レベルの夜のクラスは週2日間、1回のクラスが3時間(週6時間)が3ヶ月で€285でした。
先生や取る時間帯、授業時間数によって値段は前後しますが、大体1コースで€200〜350のようです。
※詳細は下記表を参照
例えばデュッセルドルフにあるプライベートの語学学校2校と比較すると
VHS | Goethe
インスティチュート |
Go Academy! | |
1日の授業時間数 | 5コマ | 5コマ | 4コマ |
1コマの授業時間 | 1コマ50分 | 1コマ45分 | 1コマ50分 |
1コースの期間 | 4週間 | 3週間 | 4週間 |
1コースあたりの料金 | €310/80コマ | €1,099/80コマ | €560/80コマ |
参照:Goethe Institute , GoAcademy!
私が実際に通っていたGoAcademyもプライベートの学校の中では安い方ですが、VHSと比べると少し高いです。
一方デメリットはと言うと、入れる日程が決まっている、そして定員が決まっている所かと思います。
先程もリンクを載せましたが、VHSの公式ホームページを見ると
各コース始まる日程が決まっています。
大体3ヶ月おきに新しいコースがはじまるため、コースが一度はじまってしまうと次回の募集まで待たなければいけません。
ちなみにVHSを応募する場合はレベルの確認テストを受ける必要があります。
基本は筆記とインタビューの2種類。
レベルテストも予約が必要になるので、思い立ったらすぐに申込が難しいです。
なおプライベートの学校の場合は基本いつでも開始することができ、かつ何週間でも申込むことができます。
1週間でも良いですし、1ヶ月や半年など期間に関してはご自身の都合に合わせることができる。それがプライベートの学校のメリットと言えるでしょう。
VHSのレベルテストってどんなもの?
前述しましたが、VHSのドイツ語コースに通う場合はレベルテストの受験が必要です。
簡単に流れを説明すると
VHSの公式ホームページにアクセス
デュッセルドルフ VHS公式ホームページ
自分の受けたいレベルを選択。(今回はA2.1を選択)
同じレベルでも開始日や1コースあたりの時間や料金が異なるので、よく確認しましょう。
一番右側に「Status」があるので、そこが緑色の丸ならまだ空きがあります。
定員に達すると赤や定員ギリギリの場合は黄色だったりするので、早めに確認しておきましょう。
受けたい授業を選択すると詳細を見ることができます。
そしてテストの予約をしようとするけど、一体どこからするのかわからない・・・
ということでどのコースを受けるかコース番号をメモしておき、ホームページに書いてある連絡先に連絡しました笑
すると、テストの予約をできるページのリンクが送られてきたので、そこから
自分の受けたいコースを見つけ「Anmeldung/Registration」をクリック。あとは流れに従い希望の日程を予約しました。
※おそらくホームページのどこかにテストの予約できるページがあると思うんですが、わたしは見つけられずでした。そしてそのリンクも現在は使われていないようなのでもし興味ある方は問い合わせてみてください!
予約が完了すると以下のように「予約を受付しました」というメールが届きます。
そこには「もし空きがなければこちらから連絡します」と書いてありますが、私の場合は次の日に別途「希望の日程で予約が完了しました」というメールが届きました。
テスト当日に関して
デュッセルドルフの場合、テストは中央駅裏にある図書館と同じ敷地内の
「Bertha-von-Suttner-Platz 1, in “Hall 2」という場所で行われます。
とりあえずペンだけ持っていけばokですが、念の為にパスポート
そして銀行口座のBIC番号等も用意しておくと良いです。
時間になったのでとりあえず中に入るとテーブルがたくさん並べられており、そこにドイツ人の係の人が座っているので空いているところに入ります。
「A2.1のドイツ語の授業を受けたいんだけど・・・」
と伝えると、テスト用紙を貰えるので同じ部屋でテストを受けます。
テストはレベルごとに分けられておらず、最初は簡単だんだんと難しくなっていきます。
たしか選択問題が20問程度と筆記が少しだったような?
わたしは15分程度で終わりました。
終わったらそのテスト用紙を持って、先程のカウンターに戻りテストを渡すと
眼の前で採点してくれ、その点数に合わせてレベルを決めてくれるそうです。
とは言え、いくら点数が良くても低いレベルが良いと言えば変更できるし
そこはスピーキングテストと言う名の担当者とのおしゃべりで決まります。
ちなみに友人はB1を希望しており、その旨を伝えドイツ語で簡単に話をしたら筆記テスト免除だったようです笑
コースが決まったら、そのまま申込み手続きもその場でしてくれ
支払いも銀行引き落としか、キャッシャーで支払いもできます。
教科書は?
教科書は先生やコースによって異なりますが、基本的には同じ出版会社のもの。
指定されるので、近くの本屋さんでコースがはじまる前に購入しましょう。
結構勉強して挑んだのですが、意外とあっさりで拍子抜けしました笑
なので皆さん気軽な気持ちで受けましょう。
ぶっちゃけVHSとプライベートの授業どっちがおすすめか?
わたしは2018年11月に渡航してからこの1年で3校の学校を経験しました。
最初の2校はプライベートの学校で、現在通っているのはVHSです。
1校目:ベルリンで週20時間のIntensiveコースで1ヶ月【A1.1レベル】
2校目:デュッセルドルフで週3時間のEveningコース(夜だけのコース)で3ヶ月【A1.2レベル】
3校目:デュッセルドルフのVHSで週6時間のEveningコース(夜だけのコース)で2ヶ月【A2レベル】
日中は基本仕事をしているのでかなりゆっくりですが、既に3校の学校に通いました。
結果から伝えると個人的な意見としては「プライベートの学校の方が断然おすすめ!」です。
なぜかと言うと、前述した通りVHSは授業料はたしかに安いです。
しかし、先生のクオリティにムラがある・・・!
プライベートの学校なら先生やレベルが合わなければすぐに変更が可能です。
そして別の記事にも記載した通り申込前に体験授業を受けることもできます。
しかしVHSは残念ながらそのような柔軟性はありません。
もちろん良い先生もいますが、残念ながらあまりモチベーションの低い先生や1クラスに生徒が20人もいて中々話せなかった、なんてこともあります。
一方でプライベートの学校は、いかに生徒を集めるかという競争でもあるので
先生達も向上心が高かったり、様々なアクティビティがあったりするので、友達作りにもおすすめです。
ちなみに私が通ったVHSの先生は残念ながらハズレ。授業中はまったく話す機会もなくひたすら先生が板書をしそれをメモし
あとは問題を解くだけの授業。
せっかく色んな国から生徒が集まっているのに、お互いのことをよく知らぬままひたすらテキストと黒板に向き合う毎日でした。。
来年からはまた別の語学学校に挑戦してみようと思います!
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