【オランダ教育ツアー4日目】働き方先進国オランダ!学童保育に潜入

オランダ教育視察ツアー後半戦!
今回はイエナプラン小学校と同じ建物内で運営されている「Wie de Wei natuurlijk」という学童保育を訪問しました!

働き方先進国と言われワークシェアリングが当たり前のオランダ、働くパパとママを支える学童保育の様子をご紹介します!




オランダ人の働き方、合言葉はワークシェアリング

学童の話に入る前にすこしオランダの労働環境に関してご紹介します。

まずは学童というと、両親が共働きで学校から帰ってもなかなか面倒見れない!というときに面倒見てくれる場所。
とくにオランダでは夫婦共働きが一般的です。

ユキグチ
ユキグチ
そうすると子どもほとんどが学童にいくの??

オランダの働き方でよく聞くのが「ワークシェアリング」
例えば学校のクラス担任は月〜水はA先生、木金はB先生と2人の先生で担当することが多いそうです。
1つのクラスを同時に2人で見るのではなく、曜日にわけて担当が変わる

さらにはオランダではフルタイムの勤務ではなくパートタイムで働く人が多く週3〜4日勤務なんていうのも当たり前。

よって月水金は旦那さんが外で働き、奥さんは家でこどもと一緒に過ごす。
今度は火木は奥さんが外で働き、旦那さんが子どものお迎えに行ったり公園で遊んだり。
土日は家族みんなで過ごすそうです。

よって、子どもの学校が終わったら基本的お父さんかお母さんどちらかが迎えに行くことができます。

それでお金とか大丈夫なの??
ユキグチ
ユキグチ

オランダの会社は一般的にパートタイムとは言え、有給を含めた福利厚生はフルタイムと同じということが多く
もちろん給料の面ではフルタイムより少なくなるけど、「家族との時間」を大事にする人が多いオランダでは
とくに女性はパートタイムで働く人が多いようです。

また自宅で作業できるようにリモートワークに関しても幅広く許容されており
私の友人のオランダ人もIT系の企業に務める一方、子ども2人を旦那さんと交代で面倒見ているそうで
出勤しなければいけないのは週に1回くらいで基本は家で仕事をしています。

日本のように週5日お父さんがフルタイムで働くより、

家庭内でもワークシェアリングをすることで
夫婦2人で週5〜6勤務分のお金が家庭には入ることになります!

 

 

もちろん、どうしても子どものお迎えに行けない!というご家庭もあるので
そう行った家庭の子どもをサポートできるように学童や保育所もしっかりと用意されています。

今回訪問したWie de Weiの特徴

まずオランダにはKibeoと呼ばれる学校とは別で働く両親の子育てをサポートする非営利団体があります。
Kibeoは保育所やこれからお母さんになる人をサポートする施設などオランダはロッテルダム(オランダの西側)を中心に約147箇所あるようです。

Kibeoに関して詳細はこちら

今回私が訪問したWie de Wei BuitenGewoon はバレンドレヒトにある学童保育です。

Wie de Weiには大きく4つのテーマがあります。

1.自然とのふれあい

日本で言う学童保育と言えばやはり室内でゲームしたり、または公園で遊ぶイメージですが
(少なくとも私のイメージですが)
Wie de Weiは自然とのふれあいからの学びをすごく重要視しています。

外で本物にふれる経験をさせること
それにより教科書やインターネットで見た写真より、実際に見て触れ、感じるものは
五感をフルに活用するため子どもの記憶にも残りやすく、また刺激にもなります。
よってWie de Weiでは天気が良い日は多くの時間を外で過ごすようです。

虫や動物も飼っています

環境への配慮を子どものころから

日本からドイツに来て驚いたことの1つとして環境への意識の高さ。
例えばベルリンでは環境への配慮のために自転車を使う人が多かったり、ビニール袋を見る機会は本当に減りました。
もちろんお隣の国オランダも環境への意識がすごく高いです。
どうしてこんなにみんなECOに興味があるんだろう?と不思議に思っていましたが、小さい頃から学校や家庭で環境に対して話題にすることが多いようです。

Green Specialist(グリーンスペシャリスト)による指導
最初Green Specialist??と思うかと思いますが、読んで字のごとく自然や動植物のプロ。
最近オランダで広がりつつあるようで(まだオランダ国内でも数人しかいないようです)
いわゆる理科の先生のような人が学童にいるところもあります。

何でも手作り

そもそもWie de Weiはスタート当初はただのプレハブの建物のみ。
そこから保護者の方や生徒達とグラウンドを作ったり、花壇を作ったりDIYのものが多かったです。
物置場所も見せてもらいましたが、普段なら捨てるような廃材がたくさんあり普通なら捨てるところですが
子どもたちにとっては素敵な遊び道具。

一見廃材置き場かと思いきや子どもが作ったアスレチック

空き缶に穴を開けて植木鉢にしたり、アイデアは様々です。

食への配慮も

Wie de Weiには花壇があり、そこで家庭菜園もやっています。
私が行ったときは冬だったので、あまり植物はありませんでしたが
いちごやハーブはもちろんのこと、夏になると様々な野菜も採れるそうです。

そしてキッチンもあるので、そこで採れた野菜は子どもと先生、そして保護者のみんなで
料理しおやつにしたり夏はBBQをします。

こんな質問がありました

以下こんな質問が出ていたので参考までにご紹介します!

外で遊ぶというと危険も付きものなのでは?安全面はどうしているのですか?
参加者
参加者
まずは安全に関する基本的なルールはあります。
ルールがあっても遊んでいるときに怪我をする子もいますが、その怪我や失敗から学ぶことも多いので
過保護になりすぎてルールで縛りすぎることはしません
保護者の方もその辺りはしっかり理解して頂き、お子さんを預けてくれるので大きな問題にはなっていません。
もし何か問題が起こった場合は、その都度子どもスタッフそして保護者の3者で話し合いの場を設けることを重要視しています。

参加者
参加者
今後の課題や、目指して行きたい方向性があれば教えてください!
やはり外遊びは天気に左右されてしまいます。
オランダは雨も多いので、なるべく雨の日でも中で遊べるアクティビティをどんどん増やしていきたいな、と思っています。

参加者
参加者
緑の少ない都心部で同じようなことをする場合に何かアドバイスは?
大きなお庭や森に行くのが難しくても色々なことができます。
例えば、まずはお部屋の中に何か植物を入れてみたり
小さいプランターでハーブなどを育てるのも良いですね。
そこでポイントは、必ず子どもと相談して一緒にすること。
それ以外だと、道路のタイルを剥がしてそこに植物を植えるっていうのもありですね。
(ヨーロッパではそのような運動をする人もいるようですが、なかなか日本では考えられませんね汗)

考察

まず驚くのが最初に書いたオランダの働き方に関して。
オランダは近年「世界一子どもが幸せな国」として注目を浴びていますが、学校での活動だけではなく
両親が働き方を柔軟に選べることにより、家族の時間が確保でき
それが結果的に子どもの幸せに繋がっているということがよくわかります。

日本でも最近は「ワーク・ライフバランス」という言葉をよく聞くようになりましたが
オランダの場合は「ワーク・ファミリーバランス」という言葉の方がしっくり来ますね。(私が勝手に名付けました)

また日本でも最近森のようちえんなど流行ってきており
自然の中での学びが除々に注目されてきていますね。

私は現在そろばんの先生として、学校が終わった子ども達にそろばんを教えていますが
やはりどうしても1日保育園や学校で疲れている子どもが多いので
そこに「集中しろ!」と言うのもなかなか酷だな・・・と思うので
このWie de Weiのように学校でたくさん勉強した後は思いっきり遊ぶ!っていうのも大事なことなので

将来的にはそういったことも取り入れられると面白いですね。

日本では最近とにかく公園から遊具がなくなり、外で遊ぶよりテレビゲームをする方が好きというのは残念です・・・、
また中学生くらいになると学校終わったらすぐに塾に行くのが当たり前
のようですが(実際に私もそうでした汗)

ずっと室内にいて黙々と作業するより、たまにはパーッと外で思い切り遊ぶのも重要だと改めて考える良い機会でした。

スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください