ワーホリビザって聞いたことあるけど、他のビザとどう違うの?
仕事は?お金は?
などなど大学生の時にオーストラリアのワーホリビザ、2018年〜ドイツのワーホリビザを使って渡航した私がわかりやすく説明します!
最後には、ワーホリにこれから行く人に知っておいてほしい心構えもご紹介します。
・とりあえず海外に住んでみたいと考えている人
・日本でなんかモヤモヤ過ごしている20代の方
まずはビザのことをよく知ろう。
まずはビザに関して、そしてワーキングホリデービザに関して大前提をご紹介します。
そもそもビザって?
・・・
そもそもビザって何かご存知ですか?知っている方もちゃんと説明できますか?
何となく気軽に使っている言葉だけど、あまり旅行しない方にとってはよくわからないモノかもしれません。
まずはビザに関して軽くおさらいしましょう。
例えば海外に旅行や留学したいときにパスポートと航空券があれば渡航できるわけではありません。
実は一番重要なのが査証(ビザ)というものがあります。
ビザとは
国家が自国民以外に対して、その人物の所持する旅券が有効であり、かつその人物が入国しても差し支えないと示す証書である。 byウィキペディア「査証」
つまり、日本人が日本以外の国で留学はもちろん、仕事やなんと観光をするには査証(ビザ)というものがないと、その国には滞在できません。
そして滞在目的によってビザの種類も様々あります。
例えば観光だけなら「観光ビザ」、現地の学校で学びたいなら「学生ビザ」、仕事するなら「就労ビザ」と国によって様々です。
そのうちの1つに今回ご紹介するワーキングホリデービザ(以下ワーホリビザ)というものが存在します。
ワーキングホリデービザって?
ワーホリビザは名前の通り、半年〜1年間その国で「ワーキング(仕事)」もでき、「ホリデー(休暇)」を取りたい人のためのビザ。
またの名を20代しか使えない最強ビザとも言います。(厳密には18歳以上ですが)
他の観光ビザや学生ビザと比べると自由度がかなり高く、かつ取得のハードルもすごく低いビザになります。
普通なら観光ビザは観光目的のため現地で仕事をしてお金を稼いだり、学校に通うことはできません。(語学学校は国によって通えます。大学などはダメです)
また学生ビザも学業が目的のため、基本的には現地で仕事をしてお金を稼ぐことはできません。(国によって条件内であれば一部就労可)
一方でワーキングホリデービザ時間や給与額の制限なしでその国で仕事ができます。
さらには、語学学校のような教育機関であれば学校に通うことも可能です。(期間に制限がある国もあります)
実はワーキングホリデービザは日本政府が、ワーキングホリデーの協定を結んだ国にしか渡航することができません。
2020年時点、日本人向けにワーキングホリデービザを発給している国は26カ国あります。
私がいま住んでいるドイツはもちろん、ヨーロッパではイギリスやフランス、2020年からはご近所のオランダもワーキングホリデーで渡航することができるようになりました。
またなんと南米や韓国や台湾なんて国々もいけますね。
残念ながらアフリカと中東はまだない協定を結んでいません。
ワーホリビザの注意点
ワーホリビザは他のビザと比べると自由度も高く、行ける国の数も多いのですが注意点がいくつかあります。
注意点1:年齢制限がある
ほとんどの国が18歳以上、30歳までしか取得ができないので、30歳超えてから
なんて言っても後の祭りです。
年を取るってなんだか嫌ですね・・・笑
注意点2:1つの国につき1回だけ
これはどこの国も同じです。
例えば1回オーストラリアに1年間ワーキングホリデーのビザで滞在し
ってことはできません。1つの国につき1回だけ。
もし同じ国にもっと滞在したい場合は学生ビザもしくは就労ビザのように別のビザに切り替える必要があります。
もしくはべつの国であればワーキングホリデービザを取ることができます。
わたしの友人でも20代のうちにワーキングホリデービザで5カ国くらいを転々とするワーホリホッパーと呼ばれる猛者もいました。
仕事は?費用は?
国によってもできる仕事は様々です。
そして現地の言葉を話せるかどうか、また就労経験の有無でできる仕事の幅も大きく変わります。
仕事探しはいばらの道
先ほども前述した通り、語学力レベルと就労経験の有無でできる仕事も異なります。
例:日本食レストランでの接客や調理業、アジア系のスーパーやお土産屋さん、ファームジョブ(農業)
わたしが大学生の頃にオーストラリアに行ったときは、まさにこの状況でした。
オーストラリアでは周りにはファームジョブと言われるいわゆる農業を選択する方もチラホラいましたが
わたしは日本人オーナーのカフェで働いていました。
例:現地のカフェやレストランでの接客業、調理、ショップ店員
例:ネイリストやマッサージ師、バリスタ、日系企業の事務職や営業等
私の場合、現在いるドイツでの仕事探しはまさにここでした。
ドイツ語は話せないですが、前職の経験も活かして就職活動をすることができました。
現地企業で就職(大手企業は難しいですが、ベンチャーなど小さい会社であれば可能性はあります)
いずれにせよ、なるべく給料が良く、安定した仕事を探したい場合は語学力より専門性や就労経験の方が武器になるかなと思います。
もう少し詳しいことはこちらの記事に書いているので、ヨーロッパ意外の国を検討している方もおすすめです。
ワーキングホリデーの準備費用は割と低め
ワーキングホリデービザ1番の強みである、仕事をして現地でお金を稼ぐ前提であればとりあえず渡航前は
・航空券代
・滞在中の海外保険代
・現地で語学学校に通う場合はその費用
・最低2~3ヶ月分の生活費
が最低限必要になります。
語学学校の費用もピンきりなのと、生活費も国によってまちまちなので必ずこの金額!
という金額は出せませんが、意外と高額なのが保険。
保険会社やプランによって様々ですが、ワーホリビザを申請するためには最低限この保証がついているもの!と指定があることもあるので
事前に確認しましょう。
ドイツの場合はこちらをご参考までに。
これだけは知っておいて!ワーホリはあくまで手段だということ。
こんなこと聞いたことありませんか?
まあ私もうっかり使っちゃうことはあるんですが・・・
何が間違いなのかと言うと、ワーキングホリデーは先ほどから何度も言う通りあくまでもビザもタイプです。
よって海外に行くための手段です。
しかし「ワーホリに行く」というと、ワーホリ行くことが目的になってしまっています。
ワーホリが目的になっている人は
って聞かれると
という返答しかできないです。
かく言う私も20歳のときにオーストラリアに行く時はそうでした。
とりあえず「海外に行きたい!」「オーストラリアに行けば何かあるでしょ!」くらいにしか考えていなかったです。
まあそれはそれで、すっごく楽しかったんですが笑
でも今振り返るともっとあの1年間にもっと色々なことができたんじゃないかな?って思っています。
しかし当時のわたしにとっては、とりあえずワーホリビザを使ってオーストラリアに行くことしか考えていなかった。
べつに目的なんてなくっても現地で見つければ良い。
って言う考えも大賛成です。行かないよりは行った方が良いと思うので。
でもせっかくその国に行けるのは1回だけなら、何か1つでも良いので目的を持った上でワーホリビザを使えると良いなあとも思います。
残念ながら一般的にワーキングホリデーって世間一般的にちょっとネガティブなイメージがあったりします。
「ワーホリ?自分探しのあれでしょ?」とか
「別にキャリアに繋がらないから無駄だよ」とか
っていう意見もあります。
それもごもっともな意見ですが、海外での長期滞在を機に人生大きく変わった人もたっくさんいます。
そういう人もたくさん見てきたし、かく言うわたしもその一人。
だからこそ、もっと一般的にワーキングホリデービザに対する印象が良くなると良いなあと思っているので、今回の記事を書きました。
先ほどの目的がワーホリではなく、何か1つでも目的を持った方が良いと書きましたが
その目的もそんな立派なものじゃなくっても良くって
「オーストラリアでサーフィンしたい」とか
「フランスでワインを学びたい」とか
「将来の旦那さんを見つけにいく!」とかそんな理由でも全然ok。
そういうのが1つあるだけでも、現地での体験がグッと素敵なものになるのではないかなと思います。
最初にちょろっと書きましたが、ワーキングホリデービザは20代しか使えない最強ビザだと書きました。
これを活かすも殺すもあなた次第。
ぜひワーホリビザを上手く活用して、世界に挑戦する人がどんどん増えると良いなと願っています!
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