ドイツ在住の方はEスクーターや自転車は町中そこら中にあり、毎日のように目にしているんじゃないでしょうか。
わたしは普段自転車は買わない派で、もっぱらシェアサイクルをいつも利用しているのですが
以前はCall a bikeを利用していたのですが、最近は電動自転車のLIME(ライム)に切り替えました。
今回はシェアサイクルLIMEをご紹介します!
LIMEとは?どんなサービス?
LIMEはアメリカ発のシェアモビリティ(自転車やEスクーター等)のサービスで、ドイツ国内でも16都市で展開しています。
2021年9月現在、アメリカ・EU諸国を中心に130都市以上で利用できます。
ドイツ国内でも緑と白のEスクーター、そして赤オレンジ?の自転車を見たことがある人は多いのではないでしょうか。
(わたしの住むベルリンは自転車の色が赤いです)
自転車やEスクーターがシェアするのが当たり前になってきた昨今、何より自転車を盗まれるリスクを考えなくて良かったり
引っ越しが多いのでものを増やしたくない人にはもってこいのサービスです。
まずはLIMEの特徴を見てみましょう。
使ってみてわかったLIMEの良いところ、わるいところ
LIMEの良い面、悪い面両方を知った上で利用するか検討してもらえると良いかと思います。
LIMEの良いポイント3つ
- 自転車、Eスクーター、モペッド(原付きバイク)3つの利用ができる
- 自電車はすべて電動自転車
- どこでも乗り降り可能
何より電動自転車というのが、ものすごく快適です。
夏でもあまり汗かかないし、利用時間でお金がかかるのですが、電動自転車はスピードも速いため速く安く目的地までたどり着くことができますね。
さらには1つのアカウントでEスクーターやモペッド(いわゆる原付バイク)もレンタルできるので、いちいち色んなサービスの登録が必要ありません。
LIMEの残念ポイント3つ
- 他のサービスより割高
- 機体にスマホを置く場所がない
- たまにロックがうまくかからない(とくに自転車)
電動自転車ということもあり、快適ではありますがやはり料金が問題でしょうか。
次で説明しますが、やはり他のサービスと比べると割高だったり
とくにLIMEメインで移動となると少し高いかなと思います。
あと、他のEスクーターのサービスにはあったりするんですがスマホスタンドがないため
Googleマップ見ながら運転したい、っていう場合はいちいち停止してスマホを確認する必要があります。
あと自転車のロックが結構頑丈なのは良いけど、不調なのか!?
ロックしているのにアプリでは「ロックしてから返却してください」と表示されるため
利用は終了しているのに課金され続けるってことが数回ありました。
(そんなときの対処法は最後に書いておきます)
ということで、残念ポイントも予め理解した上でご利用をおすすめします!
他のシェアサイクルと比較してみた
ということで、お次は他のシェアサイクルと金額やサービスを比較してみました。
今回比較するのは、ドイツ内でも人気のDB(ドイツ鉄道)が運営しているDB Call a bikeとライプツィヒ発のNextbikeです。
なおエリアによって、条件が異なるので今回はベルリン内で比較しています。
自転車タイプ | 乗り降り | 料金 | 料金(30分) | |
LIME | 電動自転車 | 自由 | 解錠費€1 26セント/分 |
€8.8 |
Call a bike | 普通自転車 | ステーションあり €1で自由に乗捨て可能 |
デポジット€1 10セント/分 |
€3 |
Nextbike | 普通自転車 | Sバーンリング内は自由 上記外はステーションのみ |
1€/30分 | 1€ |
ということで、LIMEは自由に乗り降りできますが
Nextbikeは圧倒的な安さです。
ベルリンの中心地に住んでいる場合は、Nextbikeも乗り降り自由なのでそこも魅力のひとつでしょう。
ただしLIMEは電動自転車なので、スピードも他2社より速いです。
よって同じ距離でも短い時間で到着できるので、その分時間とお金は若干節約できます。
LIME以外の3社のさらなる詳細はこちらの記事で。
値段の高いLIME、なるべく安く乗るには?
値段がネックなLIMEですが、安く乗る方法もあります。
それはLIME Premiumをうまく利用すること!
LIME Premiumは月額5.99€で利用できるお得プランです。
- 解錠費€1が無料に
- 毎回利用料金が25%オフに
- 30分無料で自転車やスクーターを予約できる
つまり、利用料をかなり抑えることができます!
例えば20分乗る場合を比較すると
解錠費用 | 20分の費用 | 合計 | |
LIME Premiumなし | €1 | €5.2 | €6.2 |
LIME Premiumあり | 無料 | € 3.9 |
€3.9 |
なんと€2,3節約できます。
もちろん月6ユーロのLIME Premium費用がかかっているので、2-3回ほど乗らないと元は取れないのである程度の回数乗る人は正直LIME Premiumは入ったほうが良いです。
N26使っている人はさらに安くなる
ドイツに住んでいる人でオンラインバンクのN26を使っている人は多いのではないでしょうか?
実はN26とLIMEとは提携しており、LIMEの利用料金をN26に設定するだけでLIME Premiumを2ヶ月無料で利用できます!
N26ってなに?っていう方はまずはこちらを
キャンペーンの適用方法
まずはLIME Premiumをはじめる前に、支払い方法にN26の口座を登録します。
その後でLIME Premiumをはじめる際に「N26の口座で支払ってPremium2ヶ月無料プランを選択しますか?」と出てくるので
そのまま選択するだけです。
簡単ですね。
LIMEの鍵がはずれない、鍵がかからない、トラブル時は・・・
何度か使っていると、とくに自転車の方は様々なトラブルがあるときがあります。
そんな時の対処法をご紹介します。
LIME 自転車の鍵の構造
最初使い始めると驚くのですが、LIMEの自転車は鍵が内蔵されていて
こんなケーブルでつながっています。
このロックがなかなか曲者で、
そんな時の対処法
利用中に何かトラブルがあったら、
- アプリを開く
- 右上の「?」マークをクリック
- 「inform current ride」をクリック
- 項目の中から該当するものをクリック
- ドイツ語または英語で詳細を記入(簡単でOk)
すると現在の利用を強制的に終了することができます!
⑤にあった詳細の報告ですが
・鍵をかけたのに、利用が終了できない。(I locked the bike, but the ride doesn’t end.)
・電池がない (Out of battery)
・タイヤがパンクしている(Tire is flat.)
etc…
こんな感じで、大体を報告できればOKです!
利用時間で課金されるので、とにかく急いで対処することが大事です。
すると課金されません。
なので、必ず上記のステップを踏みましょう。
まとめ:1ヶ月実際の費用
ということで1ヶ月つかってみた費用をまとめると
スクーターの利用回数:3回
計:16回
かかった費用:29.12ユーロ
LIME Premium:
約30ユーロ。
わたしの場合は週1で職場に行くのに往復LIMEを利用しました。
出先で、途中で必要になった時にすぐに乗れるのは本当に楽ちんでした。
ただし、どうしても費用の観点からするとNext Bike等には敵わないので、次月からは別のサービスにしようかとも考えています。
ぜひご参考までに!
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