海外の結婚式ってみなさん出席したことありますか?
わたしは5年ほど前に台湾人の友人の結婚式に参列したことがあります。
台湾式の結婚式もなかなかの大掛かりなお祭りでしたが笑
今回はそれをはるかに超える、ブルガリアの結婚式をご紹介したいと思います。
結婚式前の余興(新郎側)
今回はブルガリア第4の都市、黒海に面したブルガスでの結婚式でした。
14:00に新郎の家に集合とのことで、ドレスアップして行きました。
ちなみにブルガリアも日本のように、結婚式の服装は女性はドレスやワンピース、男性はスーツというのがお決まりのようです。
新郎側の家についてまず驚くのが、家のリビングに生バンドが演奏している・・・
ちなみにソフィアやブルガスのような大都市ではアパート型の集合住宅に住むのが一般的です。
って思うかもしれませんが、結婚式に生バンドは当たり前のようでお祝いごとだから、と理解してくれているそうです笑
なおこの時点では新郎宅にはまだ新婦はいません。
新郎の家族と友人たちが集まってお酒を飲みながら談笑タイム。
1時間くらいすると・・・
何事かと思えば、いまから新婦の家に行って新婦もらいに行くんだとか。
新郎、家族、友人そして生バンドの人たちみんなで外に出ます。
車に乗るかと思えば、まさかのまた生バンドの演奏開始・・・!
そしてなんと家の前でみんなでダンス!
ブルガリアの伝統的な民族舞踊「Право хоро (プラボ ホロ もしくはホロ)」って呼ぶそうです。
道路まではみ出して、車が来ていてもお構いなし。このダンスが終わるまでは少し渋滞になっていました。
ダンスが終わると、みんなで新婦の家に向かいます。
扉をぶっ壊すのが常識!? 結婚式前の余興(新婦側)
お次は新婦の家です。
ブルガリアでは、結婚式の日に新郎は新婦を迎えに行きます。
新婦側の家では新婦がドレスに着替えて待っています。
しかし玄関にはガタイの良い男性が数名待っており、新郎をなかなか家の中には入れません。
と言われるが、返答はなし。
新郎も扉をこじ開けようとしますが、代わりに扉の隙間から靴が差し出されます。
新婦の家族は娘を渡したくないので、必死に守り最終的にはお金と交換で引き渡すというのが昔ながらの伝統なんだとか・・・
この押し問答を何度か繰り返し、靴にはどんどんお金が増えていきます。
しかし扉はなかなか開かない。
しびれを切らした新郎は扉をこじ開けようとします。
すると・・・
扉ぶっ壊れました笑 扉の枠ごと外れてますね。
ブルガリアではここで扉をぶっ壊すのが恒例なんだそう。
(新婦側の家族からしたら迷惑でしかないですが・・・笑)
ようやく新郎は新婦に出会えました。
2人揃ったら、今度は新婦の家の前で踊ります。
踊り終わると、ようやく式場に移動です。
ちなみにこの時点で3時間が経っています。
人前式が当たり前のブルガリア
2人揃ったので、これから教会に行くのかな?と思いきや
向かった先は、日本で言う披露宴会場。
日本のように席も決まっています。
ゲストがみんな揃うと、式がはじまります。
とくに神父のような人はおらず、DJ兼司会のようなおしゃべりなおじさんが進行します。
指輪の交換を含め、誓いの言葉やその他いろいろな儀式はここで行われます。
それが終わると、また踊ります。
本日3回目のダンス・・・笑
新郎・新婦のスローダンスや、ゲストも含めたスローダンスもあります。
ブライズメイド(新婦側の付添人)とベストマン(新郎側の付添人)だけのダンスや
民族衣装を着たダンサーの踊りなども見ることができました。
ちなみにこの披露宴は18:00頃にはじまり、24:00まで続きました。
その間ほぼずっと誰かが踊っています笑
お祝儀やプレゼントはどうなっているの??
日本と似た部分も多く、例えばブーケトスやケーキ入刀からファーストバイトなんかも同じでした。
ちなみに日本のようにお祝儀もあります。
金額はだいたい1ゲストあたり100~200レヴァ(5千円~1万円)程度と日本よりは低額。
ウェディングカードと一緒にお金を入れて、式の途中で渡します。
一緒にブーケや簡単なプレゼントを用意する人もいました。
やはりモノよりお金が一番ということですね笑
ということで、一日中踊り続けたブルガリアの結婚式の紹介でした。
もしいつか出席する人がいるとしたら、伝えたいのは
たくさん踊るので、履き慣れた靴も一緒に用意しておきましょう!
ってことでしょうか。
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