効率よく英単語を覚える方法｜あなたに必要な語彙数はどれくらい？

英語を上達させるうえで欠かせないのが「語彙力（ボキャブラリー）」。この記事では、効率よく英単語を覚えるための方法を、英語コーチング Cheer Ceed の視点からわかりやすく解説します。

1. あなたに必要な英単語数は？（目的別）

学習目的によって必要な語彙数は大きく変わります。まずは “自分のゴールにどれくらいの語彙が必要なのか” を知りましょう。

日本の義務教育（中学〜高校）では、約2,000〜3,000語を学習するとされています。つまり、日常会話レベルなら本当はすでに習っている量です。ただ、「忘れている」「使えない」ことが多いため、復習と使う練習が大切です。

2. 単語だけで覚えず、例文で覚えるのが最強

単語を単体で覚えると、日本語訳だけが記憶されやすく、実際の会話で使いにくいという問題があります。例文と一緒に覚えることで、使える場面ごとに記憶がつながり、より長く定着します。

例：

• run a company（会社を経営する）
• run late（遅れそう）
• run out of time（時間がなくなる）

このようにフレーズとして覚える方が圧倒的に効率的です。

3. 英単語を効率よく覚えるコツとその流れ

ここでは、誰でもすぐ実践できる「覚え方のステップ」を紹介します。一度で覚えようとするのではなく、「忘れる前提で繰り返す」仕組みを作るのが重要です。

① まずは意味を理解し、例文で学ぶ

単語を見て日本語訳だけを暗記するのではなく、必ず例文とセットにすることで、実際に使える語彙になります。

② すぐに忘れても気にしない！短いサイクルで復習する

エビングハウスの忘却曲線をご存知でしょうか？

エビングハウスの忘却曲線とは、ドイツの心理学者ヘルマン・エビングハウスが提唱した、人間が学習した内容を時間の経過とともにどれだけ忘れていくかを示したグラフです。学習直後から急激に記憶が減少し、その後は緩やかに減少しますが、適切なタイミングで復習を繰り返すことで、記憶が定着し、忘れるスピードを遅らせることができるとされています。

人は20分後に42%、1日後には66%忘れると言われています。
以下のタイミングで復習するのがおすすめです。

• 1回目：当日中に軽く復習（さらっとでOK）
• 2回目：翌日（忘れていることは気にしない！）
• 3回目：3〜4日後（少しずつ覚えている単語があるのでは？）
• 4回目：1週間後（だんだんと長期記憶に残っているはず）
• 5回目：1ヶ月後（実際の会話の中で使えたら完璧！）

とにかくポイントは、忘れていたとしても気にしないこと！
それより頻度を増やすことで、テスト前の一夜漬けのようなすぐに忘れてしまうのでなく
長期記憶として頭に残すことができます。

③ 声に出して覚える（音読・シャドーイング）または書くのもOK

人によって耳から覚えるのが得意な人もいれば、書いて覚えるのが得意な人もいます。
あなたの学習スタイルに合わせた学習方法をしましょう。

個人的なおすすめは音読、もしくはシャドーイング。
視覚だけでなく、口・耳・脳を同時に使うことで記憶が強化されます。
特にシャドーイングは「言えるようになる → 使える語彙になる」ための近道です。

もし単語帳にオーディオがあれば、それと一緒にシャドーイングしても良いですし、なければ文章を読みながら音読でもOK。

④ Quizletを使ってゲーム感覚で反復する

暗記が苦手な人でも続けやすいのがQuizlet。カード、音声、テスト機能など、語彙学習に最適な機能が揃っています。Cheer Ceedではレベル別の単語セットも作成し、共有できます。

Quizletの詳しい使い方を知りたい方はこちらもおすすめ

【無料】ドイツ語単語の暗記にはQuizletが超絶おすすめ！

4. おすすめの英単語帳

前述した通り、単語帳は例文が豊富なものがおすすめです。

市販の英単語帳で個人的なおすすめはずばりDUO3.0。
まさに例文を元に英単語を覚えることができます。
日常会話はもちろん、大学受験やIELTS対策など幅広い目的に使うことができます。

市販の単語帳も良いですが、Cheer Ceedではあなたの目的・レベル・弱点に合わせて「オリジナル単語帳」を作成することも可能です。

• 海外旅行用の英語
• ビジネス英語
• 学生向け（中学生・高校生）
• 留学・ツアーガイド向け

あなたの目的に合わせて「本当に必要な語彙」を選び、最短で使える英語へ導きます。

まとめ｜効率よく覚えるには「繰り返し」と「使う」を意識しよう

• 必要な語彙数は目的によって変わる
• 単語より例文で覚えると定着が早い
• 忘却曲線に沿って何度も復習する
• 声に出し、シャドーイングで使える語彙に育てる
• Quizletでゲーム感覚にする
• なるべく例文のある単語帳を選ぼう

英単語は、やり方次第で記憶のスピードも定着率もどんどん上がります。あなたに合った最適な方法で、効率よく英語を伸ばしていきましょう。