確定申告ってフリーランスの人だけじゃないの?
っていうドイツで会社員のみなさん!
会社員の方も確定申告をすると払いすぎた税金が返ってくることもあるんだとか。
わたしもずっとしないといけないな〜っていうのは知っていながらも、なかなか重たい腰があがらなかった確定申告。
今回は友人から教えてもらった超便利な確定申告用アプリTaxfixを使ってみたのでその流れをご紹介します。
・ドイツで確定申告をしたいけど、やり方がわからない
・なるべく安く確定申告をしたい
そもそも会社員でもドイツの確定申告って必要なの?
前述した通り、ドイツで会社勤めしている方も
毎月、お給料から源泉徴収されていますが、ドイツはフリーランスの方と同じように仕事関係の経費やその他医療費や引っ越しでかかった経費すらも控除の対象になるそうで確定申告をすると税金が戻ってくる可能性があるそうです。
控除できる対象が日本より種類が多いです。
ドイツの確定申告は
- 毎年5月末までに申告が必要
- 遡って4年分できる
- フリーランスでなくても、仕事でかかった経費を申請できる
いやいや、実は今回わたしが使ったアプリは1回の申請に€39.99(クーポン使えば€20)しかかからないので、税理士さんにお願いするとかなり格安。
実は前に別のオンラインサービスを使ったことがあるんですが、正直意味がわからず
結局途中で挫折経験があるんですが、今回使ったTaxfixは「Yes」もしくは「No」で答えるか、選択肢がすごくシンプルで驚くほど簡単でした!
ということで、今回は「Taxfix」というアプリを使ったドイツでの確定申告方法をご紹介します。
Taxfixってどんなアプリ?
Taxfixはドイツの確定申告に特化したアプリで、わたしが今まで試してみたオンライン申請のサービスの中で群を抜いて簡単でした。
- 税務署への申告まですべてを代行してくれる
- 無料の範囲でだいたいいくらのTaxリターンが期待できるか教えてくれる
- 質問がとにかくわかりやすい
- アプリ上で書類をスキャン、アップロードできる
- ドイツ語そして英語でも対応している
1つずつ見ていきましょう。
①税務署への申告まですべてを代行してくれる。
書類を集めて税務署の予約取って、役所の人と話して・・・
って色々と想像するかと思うんですが、Taxfixはオールインワンで最後までやってくれます。
基本的には質問に答えて、個人情報を渡せば税務署への申請をしてくれます。
さらに提出する必要のある書類もすべてアプリで写真に取ったりスキャンできるので、スマホ1つで申請できます。
本当に便利な世の中ですよね。
②無料の範囲で大体いくら税金が戻ってくるか教えてくれる
多くのオンライン確定申告サービスも同様ですがこのTaxfixも同様に、まずは質問に答えていくと大体いくらのTaxリターンが期待できるかを教えてくれます。
支払いは本当に最後の最後。
色んな質問に答え、データをスキャンし、さらに質問に答え・・・
最後にこのまま税務署に申告をする直前で、大体の金額を教えてくれるので「このまま申請する」まで来たタイミングで料金を支払ます。
無料で利用できる範囲がとにかかく広いです。
③質問がとにかくわかりやすい
以前に実は違うオンライン確定申告サービスを使ったのですが、質問がわかりづらく結局途中で挫折経験のあるわたしですが・・・
※そのサービスはあまり細かい質問はなく、むしろマイナス(こちらで追加で税金の支払いがありそうな雰囲気)の状態で申請しますか?と聞かれて途中でやめた
Taxfixは、とにかく質問が簡単でわかりやすいです!
- Yes/Noで答えられる質問がほとんど
- 選択肢から選ぶ質問も少し
- 具体的な金額を入れる質問も少し
とアンケートを答えている感覚で、あまり難しい言葉も出てきません。
分かりづらい質問に関しては「?」マークを押すと、具体例も含めて結構具体的に教えてくれます。
結構楽しんで答えていると、気がついたら最後まできていました。
④アプリ上で書類をスキャン、アップロードできる
Web版(ブラウザで申告する)オンライン確定申告のサービスは、結局数字等は手打ちしたり
データも別途写真を撮ってアップロードという流れです。
しかしTaxfixはスマホ用のアプリなので、そのままスマホのカメラで紙書類をスキャンすることもできますし、
データを持っていれば、直接PDFでアップロードができます。
色々と難しい単語を調べながら手でタイピングする必要がないので、簡単です。
⑤ドイツ語そして英語でも対応している
ドイツ語はもちろんですが、英語対応もしています。
よってドイツ語サイトを自動翻訳して、ちょっと変な説明を読むよりナチュラルな英語の説明なのでとてもわかりやすいです。
(英語がわかる人であれば)
ということで次からは具体的なTaxfixの使い方を見てみましょう。
確定申告アプリTaxfixの使い方
まずはTaxfixにアクセス。
わたしは今回€40ですが、どうやら誰かからの紹介の場合は50%オフの€20で申請できるので、なるべく安く・・・!って言う方はこちらからどうぞ。
次に進む前に以下は用意しておきましょう。
- インターネット環境
- スマートフォン
- 【超重要】申請年度のAusdruck der elektronischen Lohnsteuerbescheinigung
- 【あればあるだけ】申請したい経費のレシート類
- 現在住んでいる家の住民登録の用紙
- 自分の税金番号(毎月の給与明細に書いてある)
- Taxfixへの支払い&税金の払い戻し先口座のIBAN(ドイツ国内の口座)
ということで、早速スタート!
ステップ1:基本的な質問&会員登録
まずはTaxfixにアクセスすると、申請したい年を選べます。
わたしがこの記事を書いているのが2021年なので、2020年〜遡って2017年までは申請ができます。
まずは簡単な質問に答えましょう。
- 過去に確定申告をしたことはありますか?
- 配偶者の有無?
- 時短勤務や失業手当はもらったか?(2020年はコロナがあったので特に)
- ドイツ以外に住んだり、ドイツ以外の国で収入があったり、だれか他人をサポートする支出はあったか?
- 本業以外の収入はあったか?(投資での収入や家賃収入等はここに入る)
そこまで来ると、会員登録に入ります。
メールアドレス、名前、4桁のピン番号(次回ログインにはこの番号が必要)
会員登録が済むと、メールが届くので続きの質問に進みましょう。
ステップ2:7つのカテゴリーごとに質問にひたすら答える
収入(Income)や、家庭(Home)、仕事(Work)、家族(Family)等々7つのカテゴリーごとに質問があるのでどんどん答えていきましょう。
すぐに答えられない質問は、後回しも可能です笑
答えられる質問だけ、まずはさくっと片付けて最後に分かりづらい質問をじっくり読み込んで回答しましょう。
途中でAusdruck der elektronischen Lohnsteuerbescheinigung(年間の給与明細のまとめ的な書類)から情報を入れる部分があります。
紙で持っている場合→アプリ上で写真を撮ってスキャン
データで持っている場合→アップロード
上記ができない場合→手入力(意外と簡単)
となります。
わたしはデータしかなかったのでアップロードしようと思ったのですが、PDFのアップロードがやや難しかったので手入力しました。
何行目の数字を入力、とかなりわかりやすく、入力する箇所も少なかったので2分くらいで終わりました。
だいたいの質問を答えると、最終的に「あなたはこれくらいのTaxリターンが望めます!」っていうものが出てきます。
わたしの場合、€147.01って・・・笑
手数料€40と手間を考えると何が残るんだって感じですが・・・
今回は勉強ということで。
友達の中では1,000€くらい返ってきたって人もいるので、希望を捨てずにチャレンジしてみましょう!
ステップ3:申込→Taxfixへの支払いと住所の証明
ということで、もうこれで全部入力した!って思ったら申込をしましょう。
残りの個人情報(フルネームと現住所、税金番号等々)を入力します。
そしてTaxfixへ支払い確認をしたら完了です。
(実際は申請から3~5営業日以内に引き落とされる)
SEPA(銀行口座)の引き落としの登録にドイツ国内の銀行口座のIBANを入力します。
現住所ごとに申請する税務署が異なるので、住民登録をした際にもらった書類を用意しましょう。
アプリ上でスキャンもできます。
※わたしはちょうど引っ越したばかりで、申請したその日に新しく住民登録をしたところでした
これで大体は完了です!
5分も経つと「税務署に申請しました!」とメールで届きました。
6週間ほど待つと税務署から連絡が来るようなので、あとは待つのみです!
お疲れ様でした!!
確定申告における経費申請のRechnung(レシート)ってどこまで必要?
実はここまで(税務署への申請まで)、必要経費に関わるレシート等の提出はありませんでした。
金額の入力は必要なので、手元には用意しておくと良いですがすぐに写真に撮って申請!ってわけではなかったです。
6週間後に税務署から連絡があった際に必要になる可能性はあるので、まだ破棄しないように。
- 仕事に関わる支出(パソコンや机・椅子等)
- 医療費(とくに仕事関係で怪我した場合は控除対象)
- 保険(プライベートの医療保険はもちろん、損害賠償保険や諸々)
- メガネやコンタクトレンズ代
- ベビーシッターやその他サービス代
- 引っ越しにかかった費用(引っ越し会社への支払いやガソリン代,レンタカー等)
ほんとこんなものまで!?っていう項目もすごく多かったです。
わたしが申請前に気になっていた部分はこちら
結論から言うと、とくに具体的な金額に関する質問はなかったので、おそらくRechnungは不要です。その代わりに
・年間勤務日数(休暇除く)
・自宅と職場の住所
・通勤方法(公共交通機関,自家用車etc)
に関する質問があったので、Rechnungがなくても上記の情報から計算して控除してくれるようです。
Taxfixの利用料が€40→€20になるクーポン
ということで、今回はTaxfixというサービスを使った確定申告をご紹介しました!
5月末までなので、まだという方はなるべくお早めにどうぞ。
なるべく安くって方はこちらのクーポンで€20になるので、ぜひご利用ください!
(わたしは知らずに正規の値段を払ってしまった)
果たして最終的にはいくら税金が戻ってくるのか・・・
わたしはこれから6週間ほど待つ必要がありますが、また追加情報があればどんどん追記していこうと思います!
ドイツで会社員の方はこちらの記事も参考に!
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