
先日「東大生を育てる親は家の中で何をしているのか?を読んでみた」という記事を書きました。
その中で「東大生の親は褒め上手」ということご紹介しました。
今回は「褒め」に関してもう少し掘り下げてみようかと思います!
日本人は他国と比べると自己肯定感が低い!?
子どもは褒めて育てるのが良い。
このセリフよく聞きますよね?
事実、褒めることは自己肯定感を育てるためには必要不可欠です。
自己肯定感とは「自分ならできる」「自分の選択は正しい」と自分で自分を認めて上げられること。
自己肯定感が低い人は「自分なんか挑戦してもどうせできないし・・・」とか「人より目立ちたくない・・・」
など自分のありのままを信じることが難しくなり、最終的には何も新しいことに挑戦できなくなってしまいます。
残念なことに、日本の子ども達は他国と比べると自己肯定感が低いということが数字でも現れています。
以下の表は内閣府が2018年に行った調査で「自分自身に満足しているか」ということを約1,000人に日本や韓国をはじめアメリカやドイツにも同様の調査を行った結果です。

一番左の水色の部分が「そう思う=満足している」数字です。
57.9%と半数以上が満足しているアメリカに比べると日本は6分の1程度・・・
競争が激しいと言われるお隣の韓国と比べても半分以下です。
もはや絶望的に自己肯定感の低い国、それが日本です。
ただし、この調査にはまだ続きがあります。
同時に行われた調査で「自分は役に立たないと強く感じるか」という調査。
ここでも日本人はトップで「役に立っていない」と感じているかと思いきや
なぜか先程の調査で圧倒的に自己満足感の高かったアメリカはこの調査ではトップ。
もちろん日本も3番目には高いですが、アメリカやイギリスのような英語圏のほうがこの数値は高い傾向にあるようです。

つまりアメリカ人はいまの自分にも満足しているが、役に立っていないと思っている。極端な言い方をすると「役に立っていない自分に満足している」と考えている子どもが多いということでしょうか・・・。
日本人は「いまの自分には満足していないけど、ある程度は役に立っているんじゃない?」と考える子どもが多いのかもしれません。
私の住むドイツやフランス、スウェーデンのような欧州はなかなか優秀で、自分に満足もしているし役に立っていると感じる自己肯定感を持った子どもが多いということですね。
もっと詳しく見たい!という方はこちらをご参考までに
令和元年版子供・若者白書について
ちなみに「将来外国留学をしたいか」という質問も日本は最下位。だんだん見ていて悲しくなってきました笑

もしかしたら自己肯定感や自己満足度が低いから海外に出たくないと捉えることもできるかもしれませんし
自分の国(日本)にある程度は満足しているのかもしれません。
いずれにせよ自己肯定感の低いのは由々しき事態。しかし下を向いてばかりいられません!
ではどうやって褒めるのが良いのか!?
子どもの頃から自己肯定感をつけるために重要な「褒め」に関して今回は私の周りの「褒めのプロ」に聞いてみました。
私の周りの褒めのプロに聞いてみた!
まずは通称「褒めクイーン」ことAさん
前職の先輩で社内、社外でもとにかく「褒めクイーン」と呼ばれるくらい本当に褒め上手!
プライベートでは2人のお子さんのお母さんでもあります。
相手のことをよく知ることが褒めることへの第一歩


なんと、褒めるにも準備が必要とのこと!
さらにAさんによると、とりあえず褒めるだけではやっぱり相手には響かない。
相手のことをまずはよく知って、その中から本当にすごいな〜って思ったことを褒めることが重要なのだそう。
たしかに、初対面の人に「かわいいね/かっこいいね」って言われてもあんまり嬉しくないですが(むしろ疑ってしまう)
友人に「最近運動はじめたんだって!?やっぱり効果でてるね〜」って言われた方が認められているな、と感じやすいですね。
さらにAさんいわく、心から思っていないけど一般論的な褒めをしてしまうと嘘くさくなってしまい、あまり効果がないそうです。
それは相手のことをよく知っていないとなかなかできないことですよね。
相手のことをよく知るには行動を見ることも大事ですが、意外と雑談の中からも知ることもたくさんあるそうです。

相手に変わってもらうための「褒め」


なるほど。たしかにそれなら褒めることができそう。

そこをしっかりと考えて褒めるAさん、頭が上がりません・・・!
ありがとうございました!

さてお次は日本で小学校受験の対策など幼児向け教室を運営しながら自身で先生も務めていたBさんです。
結果より過程を褒める
Bさんは東京で幼児向けの小学校お受験の対策などを長年務めていた幼児教育のプロです。


Bさんいわく、3歳まではどんなことに対しても「すごい!!」や「できたね!!!」という言葉で褒めまくることが重要なようです。
4~5歳の間にだんだんと自分と他者ということを理解し、社会性が出てくるそう。
この期間の「褒め」がとても重要になるそうです。


結果より過程・・・!?
具体的なエピソードを元に説明してもらいました。
Bさんが働く幼児向け教室に来ていたCくん
できた時に褒められるとハニカミながら喜ぶタイプ。

普段は教室でお母さんと一緒に色々な問題を解き、問題ができたときは

褒められるとCくんはいつも「すごいでしょ〜」と言って喜んでいたようです。
ある日のこと。
Bさんはいつも通り問題をCくんに提示しました。
しかしその日は少し様子がおかしい・・・。
Cくんは問題を見るなり

いきなり問題を拒否したそうです。
近くで見ていたお母さんは聞きます。「なんでやりたくないの?」

なんと、その日以降Cくんは難しい問題を見るとお母さんにくっついて何もしなくなってしまいました。

それはなぜかと言うと、「結果」を褒め続けたから。
結果を褒めてしまうとCくんのように、褒めてほしいという気持ちが強すぎて「問題を解けない=褒めてもらえない」という認識になってしまったそうです。
つまり解けないような問題は褒めてもらえないので、避けるようになってしまいます。
その日からBさんはCくんに対して「結果」ではなく「過程」を褒めるように変えていったそうです。

すると、お母さんがいないと問題を解けなかったCくん、気がつくとお母さんから離れて自主的に難しい問題を解く事も段々多くなり、最終的には褒めなくても自ら問題を解くことができるようになったそうです。
さらにBさんいわく、過程を褒められて育った子は穏やかな性格な子が多かったり
お友達からちょっかい出されても気にしない子が多い傾向にあったそうです。
TED Talkでもキャロルドウェックさんという心理学者の方のスピーチにもあるので、興味ある方はぜひ
まとめ
みなさんいかがでしたでしょうか?
とにかく子どもは褒めて育てた方が良い。と言うものの、意外と奥が深いですよね。
今回わたしの周りの褒めのプロに教えてもらった「正しい褒め方とは!?」
ポイントは3つ
前述した通り、日本人は自己肯定感が低い国であるからこそ
大人や子ども関わらず、他人を認めて褒めることが重要だということがわかりました!
ぜひみなさんも実践してみてくださいね。
コメントを残す