ドイツワーホリの費用いくら用意すればいい? 節約ポイント、項目ごとに徹底解説

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ドイツにワーキングホリデービザで渡航しよう!って考えている人から聞かれる質問に必ず出てくるのが

事前にいくらくらい用意しておけば良いですか?

という質問。

みなさん気になる留学に関わるお金に関する問題を元留学カウンセラーの私が実際の経験を元ご紹介します!

こんな人におすすめ
★これからドイツのワーキングホリデーを考えている!

★ワーホリの準備をしている上でいくらくらい必要か知りたい

★ドイツの生活費が知りたい

ドイツワーホリの費用80〜100万円程度あれば十分

まずは結論ですが、渡航後に仕事をするのか、しないのか、語学学校に通うのか、通わないのかで大きく準備する費用は変わりますが大体事前に用意しておきたい費用としては最低でも80万円〜100万円程度になります

試しに最初の3ヶ月は語学学校に通い、4ヶ月目からは仕事をはじめるパターンで試算してみます。

  1. 航空券や保険料等の渡航前にかかるお金:約15万円
  2. 現地での生活費(3ヶ月分):約30万円
  3. 語学学校の費用:約20万円

合計:約65万円

為替変動もありますし、もしかしたら4ヶ月目で首尾よく仕事が見つかるかもわからないので、念の為20〜40万円程度の余裕をもたせておくことをおすすめします。

いかがでしょうか?
意外と安いと思いませんか?

わたしもドイツに来るまでは「ドイツって高そう!」ってイメージがあったのですが、意外と生活費が安いなと感じる事が多いです。
具体的にどういう計算なのか次から見ていきましょう。

ドイツワーホリの費用①ビザや航空券、保険代:10〜15万円

まずはどんな滞在タイプの人でもかかるのが、航空券と保険代。
そしてビザタイプによってはビザの申請費用もかかります。

基本的には渡航前に全て支払うものばかりですが、大体10〜15万円くらいになるかと思います。
まずは概算は以下の表をご覧ください。

航空券(片道) 4〜8万円 節約可能
ワーホリビザ申請費用 無料
保険料(1年分) 6万円程度 保険会社による
合計 10〜15万円

航空券代に関して

日本とドイツの往復航空券は時期によりますが、大体6万円〜12万円程度です。
直行便であれば高いですし、ヘルシンキ経由やロシア経由などにすれば6万円代も時期によってはあります。
もし、渡航前にワーキングホリデービザを取得する方は片道航空券を購入するだけなので4万円〜8万円あたりになります。

航空券代の節約ポイント

わたしも留学カウンセラーとして働いていた時代は、毎日のように色々な航空券を見ていたのですが航空券を安く抑えたい場合は以下に気をつけましょう。

  • お盆やゴールデンウィーク等の長期連休は避ける
  • なるべく早くに取る
  • 平日渡航が安い(木曜日あたりが狙い目)
  • マイル、ポイント還元等もうまく利用する

ちなみにおすすめはSkyscanner(スカイスキャナー)で航空券の値段比較をするのもおすすめです!
マイルやポイント還元に関しては、例えば楽天トラベル経由であれば楽天ポイントも合わせて貯めることもできます。
あとはマイレージを貯めている方は航空会社も必ずチェックしましょう!
わたしは普段Jalのマイレージを貯めているのでワンワールド系列のフィンエアーやカタール航空あたりをよく使います。

ビザの費用に関して

ドイツのワーホリの場合、なんとビザ申請費用は無料です!(2021年6月時点)
しかも審査等もほぼ必要ないので、本当にあっさり取れてしまいます。

渡航前に日本のドイツ大使館で取ることもできますし、わたしのように観光ビザでまずは入国してから現地でワーホリビザに切り替えも可能です。
いずれにせよ費用はかかりません。

現地到着後にビザ申請をしようと考えている人はご注意を!
ドイツのワーキングホリデービザでは片道航空券でも入国はできますが
ビザ申請の際に提示する必要がある銀行口座の残高が往復チケットの場合は€2,000以上のところ
片道の場合は€4,000以上が必要となります。

一応比較のためにイギリスの場合は3万円ちょっと費用がかかったり、フランスは渡航理由に関して作文を書いたりとビザを取るのが大変な国も多いのですが
ドイツは必要事項を記入し、パスポートと一緒に提出するだけなのですごく簡単!

ドイツのワーホリビザに関してもっとよく知りたい人はこちらの記事を参考にしてください。

年齢的にワーホリビザを取れない場合は・・・

もし自分は31歳以上だけどドイツで留学したい、という方は次に出てくる候補として学生ビザがあります。
学生ビザの場合は就業できる時間に制限はあるのもの、語学学校に通うことはできます。
なおドイツの学生ビザは€75かかります。
さらに、これから紹介するビザ申請に必要な保険タイプも異なってくるので費用はさらにかかると考えておいてください。

保険料に関して

ワーホリビザ含め全てのビザを申請にあたり、健康保険の加入が必須になります。

わたしが学生時代にオーストラリアに留学行ったときも1年で20万円くらい払った記憶があります。。
とは言え最近は様々な保険も増え、そしてかなり安価になりましたね。
私が利用したのはケアコンセプトという保険で1年間で€468(58,000円くらい)でした。

色んな方がこのケアコンセプトは紹介しているので、ここでは詳細は省略します。

もちろん保証内容や取得予定のビザタイプによって、「最低限ここまではカバーしている保険」というものが異なってきますので事前に数社比較するのがおすすめです。

ドイツワーホリの費用②生活費:30〜40万円程度

お次に紹介するのが、ドイツでの生活費です。
もしワーキングホリデーで現地で仕事をする予定だけど、とりあえず最初は語学学校に通いながら仕事を探したい。
という方は最初の数ヶ月の生活費を用意する必要があります。
私も今回来る前には3ヶ月分の生活費をとりあえず用意しておこう、と決めてきました。

でもドイツって生活費高そう・・・
ユキグチ
ユキグチ

って思う方も多いかと思いますが、意外とドイツって生活費安いです。
(東京から行くとさらにそう思う)
まずはざっくりの概算ですが

1ヶ月分 3ヶ月分
家賃(シェアの場合) 500ユーロ 1,500ユーロ
交通費 57ユーロ(デュッセルドルフ) 171ユーロ(デュッセルドルフ)
スマホ代(通信費) 10ユーロ(ALDI TALK) 30ユーロ
食費 約150ユーロ(自炊メイン) 約450ユーロ
その他・雑費 100ユーロ 300ユーロ
合計 817ユーロ(約11万円) 2,451ユーロ(約33万円)

家賃に関して

ドイツはホテルだと高いんですが、普通に家を借りると意外と安いです。
1人暮らしアパートを借りようとすると、400〜600ユーロ(5〜7万円くらい)が相場でしょうか。
そして何よりドイツはシェアハウスの文化(こちらではWGって呼ぶ)が根付いているので、WGであれば300ユーロ(約4万円代)から見つけることができます!
WGはアパート1軒を複数人で借りるスタイルで、それぞれが一人部屋を持っていてキッチンとバスルームは共用が一般的です。
何より基本的な家具やWifi環境が整っているので、ワーホリの方にはおすすめです。

ただし、移民の多いドイツは年々家さがしが難しくなっている&家賃も上がっているって話なので(とくにベルリンでは)家さがしは苦労する方が多いです。
家さがしに関してはこちらを参考に

ドイツワーホリ 渡航前に決めておきたい!現地でのお家に関して

家賃の節約ポイント

家賃は毎月の出費の一番大きい部分を占める固定費。
なるべく安く抑えたいですよね。

わたしがドイツに3年住み、WGや一人暮らし諸々経験してわかった安い物件を見つける方法ですが

  • 中心地を避ける
  • なるべくローカルサイトを使う
  • 学生用アパートが安い

やはり中心地になればなるほど高いですし、郊外の方が安いです。
ただし郊外に住む場合は、なるべく近くに公共交通機関があるのか、本数の多いものなのかを必ず確認しましょう。
たまに郊外で近くのバスが1時間に1本しか来ないっていう立地に住んでいる人もいるので・・・
郊外だとSバーンの駅が近いと中心地も出やすいですね。
あと学生専用のアパート(寮?)っていうものが存在しており、本来はその大学の学生しか住めないけどその生徒が留学中に借りるっていうこともできます。
その場合はベルリンでも200ユーロ代で見つかるらしいです。(半年とかの短期の可能性が高いですが)

見つける方法としては、やはりローカルのサイトを使うのがおすすめです。
例えばWG GESUCHTは物件数も多いのでおすすめです。

交通費に関して

語学学校に通う、職場に通う、遊びに行く・・・等々あると思うので定期券を買うのがおすすめです。
ドイツは1つのチケットで電車(Sバーン)、地下鉄(Uバーン)、路面電車(Straßeバーン)、バス全て共通して使えます。
大体がエリア指定なので、自分の行動範囲次第で値段も変わってきます。
ちなみにチケットの購入はどこの地域もオンライン(もしくはアプリ)がおすすめです。
いちいち券売機に並ぶ必要もないですし、何より券売機で買うより安いことも多いです。

デュッセルドルフの定期券の購入はオンラインが断然おすすめ!

交通費の節約ポイント

交通費の節約ポイントは

  1. 定期券を年間契約にする
  2. 自転車移動をメインに

公共交通機関派の人にとっては1ヶ月乗り放題の定期券が一番おすすめですが、その中でも年間契約(Abo)にすると更に月々の金額を抑えることができます。
ただし1年間毎月使い続けることになるので、途中で違う地域に引っ越しや日本に帰国する場合は利用できませんのでご注意を!

あとは自転車での移動ですが

学生
学生
1年間しかドイツにはいないので、自転車なんて買いたくない!

って方はシェアサイクルがおすすめ。
月々だいたい10ユーロ(1,200円程度)で乗り放題、しかも盗まれる心配もないので超便利。

ドイツのシェアサイクルはNextbike等々数社あるので、ぜひ比較してみてください。

スマホ代(通信費)に関して


必ずかかるであろう月々のスマホ代ですが、これも日本と同じでピンきりです。
VodafoneやO2のような大手キャリア(日本で言うDocomoやSoftbank)もあれば、最近は格安SIMも人気です。
現にわたしもドイツに来た最初の年は毎月3Gで15ユーロ(約2000円弱)払っていましたが、2年目以降はずっと7ユーロで済んでいます。

スマホ代の節約ポイント

前述した通り、2年目に入った頃から改めてスマホ代金の見直しをしました。
ここで気をつける点として2つ

  • 格安SIMも様々なので色々と比較検討する
  • 月々の通信量を確認する

色々な格安SIMがある中で、購入しやすさ等を検討した結果わたしはALDI TALkというスーパーマーケットのAlDIが出しているSIMカードに変更することにしました。
また家と職場にWifiがあるので、わたしは月々3Gで十分事足りることが判明したので、一番安いプランにしました。

食費に関して

食費に関しては、自炊がメインであれば比較的安く抑えることができます。
ドイツは消費税が19%とかなり高く設定されていますが、一方で食料品等の生活必需品は7%とむしろ日本より安く設定されています。

よってレストランで食べるとどうしても高くなってしまいますが、自炊メインにすることで食費もかなり抑えることができます。

ドイツワーホリの費用③語学学校の費用:15〜25万円程度

ドイツでワーホリビザを使って渡航する目的にもよるかもしれませんが、語学学校に通ってまずはドイツ語を学ぶ方は多いのではないかと思います。
ドイツの語学学校は公立のVHS(フォルクスホッホシューレ)と私立の学校と2タイプあります。
またがっつり学びたい人向けのIntensiveコース(月〜金まで毎日3時間程度)もしくは夜だけ通いたい人向けのAbendコース(週2程度の夜2時間)など学校によっては選ぶことができます。
金額も大きく異なるので、まずはどの学校に通うかは事前にチェックしましょう。

VHSとは?
Volkshochschule(フォルクスホッホシューレ)略称VHSは、各州の政府が運営する学校で市民のために語学を含む様々な習い事を提供している学校。

VHSと私立の学校どちらが安い?

結論から言うと、VHSの方が圧倒的に安いです。
以下比較してみたので参考までにがっつり学びたい方向けのIntensiveコースで比較してみます。

VHS 私立学校A 私立学校B
1日の授業時間数 50分×5コマ 45分5コマ 45分3〜4コマ
1週間あたりの授業数 25コマ 25コマ 18コマ
1ヶ月あたりの金額 310ユーロ 1,099ユーロ(3週間) 330ユーロ
1コマあたりの単価 約3.1ユーロ 約13ユーロ 約18ユーロ

と私立の学校より圧倒的に安いのがVHS。
ただし、VHSがおすすめって言うとそうも言いきれません・・・

VHSのデメリット

実はVHS、結構人気で空きがなくって入れないことがあったり、さらには入学テストがあります。
(とは言えそんなに難しいわけではないですが・・・)

この辺りの詳しいことはこちらの記事で。

VHSは安いのは良いですが、1クラスあたりの生徒が多いため発言する機会が少なかったり
先生も十分なお給料をもらっていないために、モチベーションが低かったりということが往々にしてあります。

わたしも実際にVHSの3ヶ月コースに申込みましたが、先生のモチベーションの低さに耐えきれずに1ヶ月半で途中から行かなくなりました。
(安いからまあいいや、って思ってしまうのもあるかもしれません)

とくに全くドイツ語を話せないレベルの生徒であれば、少しお金を払ってでも、少人数で手厚く見てくれる私立の学校がおすすめです。

私立の語学学校に3ヶ月通う場合の費用

語学学校もピンきりですが、まずは3ヶ月通う場合を計算すると。

入学金 50ユーロ
授業料(Intensiveコース) 330ユーロ×3ヶ月
教科書 27ユーロ
合計 1,067ユーロ(約15万円)

それをさらに週2夜だけのEveningコースにすると3ヶ月でも422ユーロとかなり費用を抑えることができます。
こちらの学校はわたしがベルリンで実際に通っていた学校ですが、他と比較すると結構安い学校だったので3ヶ月でも20万円くらいを想定しておくと良いかと思います。

語学学校は何より、友達作り、ネットワーキングの場としても最適なので別にドイツ語話せるけどって方も通うのがおすすめです!

まとめ

ということで、今回はワーホリ行く人のための費用を徹底解説ということで細かくご紹介しました。
とくに節約ポイントはたくさんあるので、ぜひ参考に準備して頂けたらと思います!

もっとワーホリに関して詳しく知りたい方はこちら

ワーホリを考えている人に読んでほしい。持っておきたい大事な心構え

ヨーロッパでの仕事の見つけ方に関してはこちらをご参照ください。

ヨーロッパで就職するのに大事な3つのこと

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